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『提携ローン』でトクするとき、損するとき(2ページ目)

マイホームを取得する際利用できる、不動産会社が提携している「提携ローン」とは一体どんなものなのでしょうか?実際にみなさんは利用しているのでしょうか?他のローンよりもお得なのでしょうか?

高田 晶子

執筆者:高田 晶子

住宅ローンガイド

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提携ローンのメリットは手続きの簡便さ

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提携ローンを上手に利用するためにも、メリット・デメリットを知っておきましょう
提携ローンというのは、物件の売主や販売会社が、あらかじめ金融機関と提携し、その物件を購入するお客様には、こういう条件でローンを提供します、と決めているものです。それでは、提携ローンと通常のローンでは、どのような点が違うのでしょうか?

●金利について
必ずではありませんが、通常の住宅ローンよりも優遇幅が0.1~0.3%程度大きくなっていることがあります。つまり、一般で申し込むよりも低い金利で借入れできるということです。ただし、多くは固定金利選択型の全期間一律優遇の場合です。長期の固定金利では、提携ローン独自の優遇はあまり見られません。また、当初固定期間の優遇幅が大きいタイプのものも、提携ローンの対象になっていないケースも多いようです。

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●審査期間について
審査項目の一つに担保価値がありますが、これは事前に審査されているので、この分だけを考えても通常のローンよりも迅速に行われます。

●借りやすさについて
これはあくまでも、私の印象ですが、他行で通常の申込みをしても審査が通らない場合でも、提携ローンであれば借入れができる、というケースを少なからず見てきました。年収や勤続年数等で、通常の申込みでは難しそうな場合には、提携ローンで聞いてみるというのもよいでしょう。

●手続きについて
通常のローンでは、必要書類を自分でそろえ、金融機関に自ら出向くことが必要となります。提携ローンでは、自分でそろえる書類は収入証明や住民票など限られたものだけで済み、また、手続きは不動産会社が代行してくれるので、楽になるでしょう。ただし、提携ローン手数料(5万円程度)を不動産会社に支払わなくてはならないことも多く、この場合には、住宅ローンにかかる諸費用が増えることになります。

提携ローンであれば、日程の管理や、必要書類のアドバイスなども不動産会社がしてくれるので、審査さえ通れば、お任せで決済時には住宅ローンが実行されます。住宅を購入するとなると、引越しをどうするか、家具をどうするかなど、住宅ローン以外のことでも忙しいので、手続きが簡便になる提携ローンは大きな魅力です。そして、実際のところは、この手続きの利便性が大きな魅力で利用している人も少なくないのではないでしょうか。

しかしながら、住宅ローン選びは、今後を左右するかもしれない大切なことです。簡単だから、便利だからではなく、住宅ローンは商品性で選ぶべきと考えます。

提携ローンの賢い利用方法は次のページで。
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