【2008年6月】主な金融機関の長期固定金利(30年返済)
今月の主な金融機関の全期間固定、または30年固定の金利、および総支払額を比較してみましょう。<借入額3,000万円、30年返済の場合>
総支払額は、返済額の累計に保証料と事務手数料を加えたもの。保証料が必要な場合は、一律58万円として計算。保証料は、金融機関によって若干異なる場合もあります。 |
今月は、金利面では、住信SBIネット銀行が2.85%、次いでソニー銀行が2.856%となっています。両銀行とも、他金融機関に比べると、先月からの上げ幅が小さく、上位を占めることになりました。その他の金融機関は、のきなみ3%台になってしまいました。ここに、3%台が並ぶのは、昨年8月以来です。
金利が約0.3%程度上昇し、総支払額を見ると、先月よりも200万円近く増えていることがわかります。35年間を利用するよりも、30年固定にするだけで大分総支払額を抑えることができます。35年返済であっても、そのうち固定期間が30年あれば、将来の金利上昇リスクは、わずかです。このように金利が高いときこそ、30年固定などを上手に利用しましょう。
住宅ローンの比較をする場合、金利以外にも注目してほしいのが保証料や事務手数料です。特に、保証料は返済年数が長いほど、借入金額が大きいほど高くなり、その金額も大きなものになります。保証料や事務手数料も考慮した総支払額での比較も、住宅ローン選びの参考となります。
新規購入の人は「フラット35」も検討の価値あり。次のページで比較してみましょう。