たけうち まさと
産科医
たくさんのお産に携わりながら、より優しい「うまれる」「いきる」をつなごうと、地域、国、医療の枠をこえて、さまざまな取り組みを展開している産科医。著書、監修書多数。
妊娠36週目 胎児の体重・エコー写真・出産がもし始まったら
妊娠36週目(36w)のエコー写真を見ると、胎児の大きさはCRL(頭殿長)が47~48cm、体重は2000~2900gほどに成長し成熟児に。母体は、赤ちゃんと共に子宮が下がり食欲も戻って少し楽になります。妊娠三十六週に万が一出産(=早産)となっても新生児医療の対象となる週数で、医療の助けで障害なく生存できる可能性が高いです。前駆陣痛が始まる人もいるでしょう。
妊娠34週 胎児の大きさや体重をエコー写真で確認・逆子は治る?
妊娠34週(34w)のエコー写真を見てみると、胎児の大きさはCRL(頭殿長)が45~46cm、体重は1800~2500gほどに成長し、頭蓋骨以外の骨もだいぶ硬く丈夫に。妊娠三十四週に万が一出産(=早産)となっても新生児医療の対象となる週数で、医療の助けで障害なく生存できる可能性が高い時期。お母さんは、恥骨の結合部が緩み骨盤の痛みを感じやすくなります。
妊娠33週目 胎児の体重や大きさ・エコー写真・逆子は治る?
妊娠33週(33w)のエコー写真によると、胎児の大きさはCRL(頭殿長)が44~45cm、体重は1600~2300gほどに成長し、骨のほとんどが出来上がってきました。妊娠三十三週に万が一出産(=早産)となっても新生児医療の対象となる週数で、医療の助けで障害なく生存できる可能性が高い時期。子宮が大きくなり辛い方は、シムスの体位がおすすめです。
妊娠32週目 逆子は治る?胎児の体重や大きさをエコー写真で確認
妊娠32週目(32w)のエコー写真を見てみると、胎児の大きさはCRL(頭殿長)が43~44cm、体重は1400~2100gほどに成長、身体は4頭身に。妊娠三十二週で逆子の人も、頭位になる確率はまだ約6割程あります。また万が一出産(=早産)となっても新生児医療の対象となる週数で、医療の助けで障害なく生存できる可能性が高い時期。
妊娠35週目 胎児の体重や大きさ・エコー写真・逆子は治る?
妊娠35週目(35w)のエコー写真を見てみると、胎児の大きさはCRL(頭殿長)が45~46cm、体重は1950~2700gほどに成長し、発育・発達も最終段階の時期。妊娠三十五週に万が一出産(=早産)となっても新生児医療の対象となる週数で、医療の助けで障害なく生存できる可能性が高いです。母体の血液量は妊娠前の1.5倍になり、血液が子宮に集まるのでふらつきやめまいも起きやすくなります。
妊娠31週 胎児の体重や大きさをエコー写真で確認・早産や逆子の心配
妊娠31週(31w)のエコー写真を見てみると、胎児の大きさはCRL(頭殿長)が42~43cm、体重は1300~1900gほどに成長。 骨格がしっかりし筋力もアップしています。妊娠三十一週は逆子でもまだ頭位にもどる可能性は高いでしょう。万が一出産(=早産)となっても新生児医療の対象となる週数で、医療の助けで障害なく生存できる可能性が高い時期。
1月生まれにするには?妊娠時期を出産月から逆算
1月生まれにするには、赤ちゃんの妊娠時期はいつになるのでしょう?出産予定日から逆算して、排卵日を予測し、タイミングを取ることが大切です。生理・排卵日・受精日などの計算式やタイミング法のポイントもあわせて解説します。
緊急帝王切開が赤ちゃんや母親を守るために必要な理由
緊急帝王切開は、何らかの原因で赤ちゃん、あるいはお母さんが危険な状態となり、緊急に赤ちゃんを娩出しなければならない、ないし分娩を終了してお母さんの安全を確保しなければならない場合や、分娩が進行せず経腟分娩を期待できない場合に行われます。
虐待死5割以上が0歳児、望まぬ妊娠で中絶を選べない母親の選択肢
虐待死の5割以上が0歳児、中でも産まれた日にあたる0日死亡が際立っているとのことがわかっています。若年妊娠や、予期せぬ妊娠では、気づいた時には中絶が可能な妊娠22週を超えていることも珍しくありません。中絶を選択できない、でも、子どもを育てられない場合の選択肢として一段と期待されるのが、特別養子縁組です。
異常妊娠「異所性妊娠(子宮外妊娠)」「胞状奇胎」の症状と対応法
異常妊娠の代表に、異所性妊娠(子宮外妊娠)と「胞状奇胎」があります。ともに、そのままにしておくと母体に悪影響が出てくることが多いので、早めに診断をつけて、対応することが重要です。少しでも異変を感じたら診断を。
その道のプロ・専門家約900人
起用ガイドが決まっていない方はこちら