なかじま たつおき
数々の受賞歴を持つ照明デザインのプロが、賢い照明器具の選び方、活用法などを伝授!
『ダイソン』の血を受け継ぐ息子が生んだLED照明
羽根のない扇風機ダイソンは日本でも有名ですが、その開発者を父に持つジェイク・ダイソンが独自開発のテクノロジーでLEDスタンド器具を開発しました。洗練された温度管理によってLEDチップの超長寿命化に成功し、そのLEDをスタンド器具に搭載しました。またデザインも素晴らしく、灯部は3つの回転軸によってフレキシブル、かつ正確に光の向き加減が調整できます。
クリエーションバウマンの生地を生かしたスタンド器具
カナダのアーティスト マーサ・スターディがスイスの有名ファブリックメーカー、クリエーションバウマンの生地を使ってテーブルランプをデザイン。テーブルランプはレジンと称するベースが特徴で、円筒と四角柱のスマートな形状で安定感を持たせています。またファブリックのシェードを透過する光は空間に高級感を漂わせ、反射する光はレジンの上部を透き通るように光らせます。
ウォールライト・ブラケットライトの選び方
ブラケットライトは、リビングはもちろん玄関、廊下、洗面所など様々な場所で使われます。今回はその種類と選び方をご紹介します。
フラット型LEDランプを使用した超薄型器具
今まで照明が難しかった小さな空間や狭い場所の照明を可能にした超薄型のLED器具がスガツネ工業から発表されました。フラット型LEDランプなどを使用した器具で、光の広がりや光色も選べます。特に棚下の照明に最適で、積極的に使うことで今までとは一味違った空間演出を光で可能とします。
白水阿弥陀堂の照明から屋外照明のあり方を考える
国宝白水阿弥陀堂と庭園は今年も紅葉の最も美しい時期の9日間、ライトアップを行いました。昨年とはまた一味違う、新しい光の演出にチャレンジしています。暗闇の中から阿弥陀堂の全貌が美しく現れたり、地面から木々を照らすアップライティングだけではなく、ダウンライティングを試みたりすることで、夜間拝観者の目を楽しませるように考えました。
スマートLED照明「Philips hue」2
以前紹介したスマートLED 照明「フィリップス ヒュー」を実際の生活空間(会議室)を使ってその効果を体感してみました。クリップ式の器具を3台使用し、「集中する」「くつろぎ」のシーンなどを作ってみました。あくまでも仮設なので器具の見え方は無視して、照明効果だけの確認でしたが興味深い演出効果が体感できました。
クラシックなフォルムの斬新な解釈
今回はデンマークに本社を持つルイスポールセンから発売されている天井と壁に直付けできるLED器具の紹介です。器具はシンプルで優雅なフォルムからなり、巧みなデザインによって鏡のように天井や壁の色や素材を映しこみ、照明器具から建築への緩やかな移ろいを見せています。
復興への祈りをこめて-国宝白水阿弥陀堂紅葉の照明
昨年に引き続いて今年も国宝白水阿弥陀堂の紅葉ライトアップを行います。今年もLEDとソーラーパネルを駆使して省エネルギー照明を実践しながら、演出効果の面ではさらにグレードアップして、多くの人々に楽しんでもらえるようにする予定です。ライトアップが行われる期間は11月9日(土)~17日(日)の9日間です。
スマートLED照明「Philips hue」2
今までの照明の概念を変えた新しいスタイルのスマートLED照明「Philips hue」がこのほどフィリップス エレクトロニクス ジャパンから発売されました。無料の専用アプリをインストールしたスマートフォンやタブレット端末を使用して、お部屋の照明をワイヤレスでコントロールします。一般照明からカラー照明まで自分の好みに併せて様々な雰囲気を楽しむことが可能な興味ある逸品と言えます。
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