ふかの やすひこ
生活者の家計と人生に寄り添う、お金相談のエキスパート!
業界歴30年以上となり、FPのなかでもベテランの域に。さまざまなメディアを通じて、家計管理の重要性や投資の啓蒙など、お金周り全般に関する情報を発信しています。 好評連載『マネープランクリニック』にて、ユーザーからの相談に長続きできる無理のない家計管理法をアドバイスしています。
将来に備えるのもいいが資金の優先順位をお忘れなく
20代、30代の世代で、金投資やプラチナ投資を始める人が増えているようである。公的年金の不安を反映して、早いうちから将来に備えコツコツ純金積立やプラチナ積立を始めているそうである。「備えあれば憂いなし」と言えるかもしれないが、資金準備は近い将来の出来事(イベント)を優先して行うもの。ましてや、終身雇用や収入すら保証されていない世代が、1番遠い将来に備えるのが本当にいいのだろうか。
海外REITファンドの分配金の行方は?
高額の分配金で純資産額を増やしてきた海外REITファンドの分配金が、早いものだと年初に、遅いものでも夏場に減額されています。減額されたとはいえ、ファンドによっては依然として高額分配であることに変わりないものが散見されます。分配金が減らされた背景、分配金の再減額があるのか探ってみましょう。
普通預金金利はなぜ下がらないのか?
普通預金金利は、利息が付く預金の中では1番適用金利が低い金融商品と言われています。このため、少しでも有利に運用したいのであれば、普通預金に預けっぱなしは厳禁。基本生活費等を残して、せっせと預け替えをしましょうとよく言われます。筆者もその1人ですが、ネット銀行等を使わないのであれば、こまめな預け替えは必ずしも有利とはいえない状況が続いているのです。
「ウィンドミル」ボンド&カレンシー・ファンド
ベアリング投信投資顧問のウィンドミル(BAMワールド・ボンド&カレンシー・ファンド)は、リスクを抑えながら安定した分配金を中・長期にわたり受け取りたいと考えている人におすすめのファンドです。
ダイワ日本国債ファンド(毎月分配型)
大和証券投資信託委託のダイワ日本国債ファンド(毎月分配型)は、為替変動リスクを取ることなく、かつ価格変動リスクなどをなるべく抑えて、安定した分配金を中・長期にわたり確保したい人におすすめの投資信託です。
「Jボンド」ニッセイ日本インカムオープン
ニッセイアセットマネジメントが運用するJボンド(ニッセイ日本インカムオープン)は、比較的リスク、リターンが小さいながらも、国債だけの収益では物足りないと感じている人におすすめです。
「わかば」UBS公益・金融社債ファンド
UBSグローバル・アセット・マネジメントが運用するわかば(USB公益・金融社債ファンド為替ヘッジあり)は、為替変動リスクを抑えながら、安定した分配金を中・長期にわたって受取り続けたい人におすすめの投資信託です。
ワールド・リート・オープン(毎月決算型)
国際投信投資顧問のワールド・リート・オープン(毎月決算型)は、国際分散投資の観点から、安定した収益を不動産(リート)から毎月得たいと考えている人、海外不動産への直接投資はリスクが高く、かつまとまった投資資金が無いため二の足を踏んでいる人などにおすすめの投資信託です。
J-REIT・リサーチ・オープン(毎月決算型)
三井住友トラスト・アセットマネジメントのJ-REIT・リサーチ・オープン(毎月決算型)は、国内不動産に投資したいけれどもまとまった投資資金が用意できない、ローンを組んでまで投資するにはリスクが大きすぎる。為替リスクを取ることなく、安定した分配金を受け取り続けたいと考えている人におすすめの投資信託です。
「世界三重奏」DIAM世界インカム・オープン
DIAMアセットマネジメントの「世界三重奏」DIAM世界インカム・オープン(毎月決算コースは、資産の管理を考慮して、なるべく少ない投資信託で国際分散投資を行うために、外国債券、外国株式、外国リートに1本で運用できるファンドを探している人におすすめしたい投資信託です。
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