マネジメント
マネジメント事例
話題のニュースをケーススタディに、マネジメントの視点から考察します。
記事一覧
シャープを失敗に導いた戦略、「選択と集中」とは何か
ガイド記事大関 暁夫米GEが起源の「選択と集中」、国内ではキャノンが先駆者「選択と集中」は、80年代に米ゼネラル・エレクトリックのCEOジャック・ウェルチ氏が実戦したマネジメント戦略として世に知られるようになりました。一言で言うなら、企業が自社の得意分野に特化することで経営体質を強化する戦略です。しかし、戦略の前提とな...続きを読む
ユニクロ苦戦!一言で語りつくせない価格設定の罠とは
ガイド記事大関 暁夫ユニクロを巡る低価格戦略とはアパレル業界で他社を寄せ付けない強さを見せていたユニクロに、陰りが見えてきました。2016年に入り、1月7日に発表した15年9~11月期の決算では、売上収益(売上高に相当)は8%増の5203億円。海外での店舗数増加が数字を押し上げたものの、営業利益は17%減の759億円、...続きを読む
中小企業は大変だ…下町ロケットに見る資金繰りの苦労
ガイド記事大関 暁夫研究開発系の中小企業にはハードルが高い銀行借入話題のテレビドラマ『下町ロケット』に登場する佃製作所は、いわゆる研究開発型の中小企業です。ドラマの中でたびたび登場するのは、販売収益に先行せざるを得ない膨大な研究開発投資をいかに調達するかという問題。現実の世界でも、こういった問題はベンチャー企業はじめ中...続きを読む
マネジメントから考える、傾きマンション事件の原因
ガイド記事大関 暁夫官僚制的組織管理とは業界問題に発展したマンション基礎工事のデータ改ざん現在、基礎工事の施工データ改ざんで世間を賑わせている横浜市のマンション傾きの一件ですが、一物件、一業者の問題にとどまらず、業界全体を覆う「業界風土的な問題」に発展する気配が出てきました。この「業界風土的な問題」について考えるとき、...続きを読む
ラグビー日本チーム躍進で実証!「成果の法則」とは
ガイド記事大関 暁夫日本代表の活躍は「成果=知識・情報量×行動量」の実践ラグビー・ワールドカップにおける日本代表チームの活躍は、本当に立派でした。これまでワールドカップには第1回大会から7回連続出場していながら、通産1勝21敗2引き分け。唯一の勝利をあげた第2回大会から24年間も勝利がないという悲惨な状況にありました。...続きを読む
五輪エンブレム問題に学ぶ、危機管理広報のポイント
ガイド記事大関 暁夫五輪エンブレム問題、広報対応の焦点海外デザインの盗作か否かで騒ぎとなった東京五輪エンブレム問題は、途中からデザイナーである佐野氏の他の作品におけるトレースや無断使用に焦点があたり、本来議論すべき五輪エンブレムとは無関係の周辺問題ばかりが議論の中心となっていきました。一方で本題の議論は進むことなく、そ...続きを読む
東芝問題から学ぶマネジメント用語"ガバナンス"とは
ガイド記事大関 暁夫ガバナンスの基本は、取締役会が正常に機能すること東芝問題で最近頻繁に耳にするようになったガバナンスという言葉。その正式名称は、コーポレート・ガバナンスです。最近では頭文字をとって、CGの略称で呼ばれることもしばしばあります。その一般的な和訳である「企業統治」という言葉は、どうもあいまいで分かりにくい...続きを読む
成功事例から見る、ビジネスモデルの基本とは
ガイド記事大関 暁夫スタートは製造業とサービス業、二つの典型的モデル利益を生み出すための仕組みであるビジネスモデル、その最もオーソドックスなものは、材料を仕入れて加工あるいは装飾することで新たなものを生み出し、そこに付加価値を生ませ販売するモデルです。ほとんどの製造業、飲食業などがこれに当たります。ここでは、これをひと...続きを読む
東芝粉飾問題に見るJ-SOX内部統制の課題点とは
ガイド記事大関 暁夫投資家保護を目的としたJ-SOX法と内部統制まずはじめに内部統制とは何か、から。内部統制は英語InternalControlの訳であり、まさしく組織内部のコントロールのことを表現しています。これをあえて意訳するなら、「企業活動において、財務処理上の健全性を確保するための監理」ということになるでしょう...続きを読む
家電大手3社の成功と失敗、リストラの本当の意味とは
ガイド記事大関 暁夫リストラとは整理・削減ではなく再構築「父が会社をリストラされました」「あいつは今回のリストラ要員だ」などと言う表現で使用されるリストラという言葉は、「整理・縮小」「人員削減」「無駄排除」「コストダウン」などの用語で置き換えることが可能です。こう言う使われ方をすることが多いからでしょうか、どうも日本語...続きを読む