将棋
将棋関連コラム(2ページ目)
ガイド独自の視点で、将棋に関連したコラムをお届けします。
記事一覧
将棋史最大のあの謎が解けたかも
ガイド記事有田 英樹古代インドのボード競技「チャトランガ」に源流を持つと言われる将棋。もちろん、西洋のチェスや中国のチャンシーも同様、いわば、いとこのような雰囲気だ。しかし、日本の将棋のみが持つ特殊ルールがある。相手から取った駒を自分の駒として使える「持ち駒ルール」である。発祥の地・インドだけでなく、世界のどの国にも生...続きを読む
最強の棋士とは~ねんりんピックに思う~
ガイド記事有田 英樹藤原喜明……。関節技の鬼と呼ばれ、アントニオ猪木の用心棒までつとめた格闘技界の重鎮である。その藤原が「人類最強は誰ですか?」の問いにこう答えたことがある。「最強はね、やっぱり長生きして人生楽しんでるおじいちゃん、おばあちゃんですよ」てっきり猪木やカールゴッチ、ルーテーズなどの名があがるものと思ってい...続きを読む
ユニクロ・松竹歌舞伎・そして将棋
ガイド記事有田 英樹梅雨も終わり、本格的な夏がやってくる。暑い夏を乗り切るために、どんな服を着たら良いんだろうとお悩みの将棋ファンも多いだろう。そんな方におすすめの逸品がある。将棋ファンならずとも一着は持っておきたいTシャツだ。あのユニクロと松竹歌舞伎がタイアップして出来上がった物である。ユニクロ、歌舞伎、そして将棋。...続きを読む
ルールは知らなくても将棋好きな女性になる5つの方法
ガイド記事有田 英樹女性のパワー地球規模で文化の融合が起こり、価値観が多様化した現代。混沌とも呼べる時代、日本の文化を引っ張っているのは誰であろうか。私は断言する。女性である。我が国の歴史を振り返れば、そんな時代があった。藤原氏や源氏などの貴族達が陰湿とも思える権力闘争を繰り広げる中、平安の文化を引っ張ったのは紫式部や...続きを読む
竜王・糸谷哲郎がオセロ世界王者・伊藤純哉氏に挑んだ
ガイド記事有田 英樹糸谷哲郎。将棋界の至宝、竜王位を獲得した天才、いや、超天才である。名人位と並ぶ将棋界の頂点を、なんと大学院生として哲学を探究しながら手に入れた男。ガイドは糸谷の強さの背景を、過去記事『怪物大王糸谷哲郎とハイデガー』に書いた。未読の方には、ご一読いただけたら幸いである。竜王・糸谷哲郎/ガイド画その王者...続きを読む
阿久津主税の両刃の剣-電王戦FINAL/対AWAKE
ガイド記事有田 英樹プロ棋士と将棋ソフトの戦い、「電王戦」。2012年、当時の日本将棋連盟会長だった故・米長邦雄が先陣を切った公式棋戦である。その成立までの経緯については、ぜひ過去記事をお読みいただきたい。(『米長邦雄/前編』『米長邦雄/後編』)米長出陣の第1回目は個人戦、その後は団体戦の形式を取ってきたが、いずれもが...続きを読む
驚愕のリアル車将棋、なぜトヨタが……
ガイド記事有田 英樹「貴方の好きな動物は何ですか?」そう問われたら、熱烈なる将棋ファンの私はこう答える。「もちろん、『馬』と『アナグマ』と『カニ』です」「馬」はもちろん「角」の成り駒。そして「桂馬」の一字でもある。8種類の将棋駒に書かれた唯一の動物が「馬」なのである。毎日、目にするのだ。好きになるのも自然の成り行きであ...続きを読む
人工知能との闘い-第1章/霊長というステイタス
ガイド記事有田 英樹万物の霊長……。人類は自身をそう評した。万物の最高位につくもの、それが我々だと誇ってきた。しかしながら、自然界における人類の身体能力は最高とはとても言えない。むしろ、かなり劣っているとも言えるだろう。ゾウの力を手に入れた人類/イメージ馬より速く走ることができる人間はいないし、ゾウより重い荷物を運ぶこ...続きを読む
朝ドラ「マッサン」の将棋は日本人の底力だ
ガイド記事有田 英樹NHKの朝ドラ「マッサン」。スコットランドの麦/イメージ2014年9月に開始されて以来、人気はうなぎのぼり、視聴率も絶好調である。かく言う私も、欠かさず観ては涙し、腹を抱えている一人だ。ご存じの方も多いと思うが、念のため少しだけ紹介しよう。時は大正。日本に本格的なウィスキーをと奮闘する亀山政春ことマ...続きを読む
「大分県・奇跡の棋績」の背景
ガイド記事有田 英樹ローマは一日にしてならず。ドンキホーテも語ったとされるこの言葉を、今年ほど実感したことはない。手前味噌のようになるが、私が住む大分県は、本年、驚くべき快挙を成し遂げた。いや、もちろん大分には史上最強アマと呼ばれる早咲誠和氏(過去記事)がいる。彼の活躍は、もはや当然のことのようになっているが、今回ガイ...続きを読む