絵本
海外の絵本・外国人作家の絵本
外国人作家のおすすめ絵本です。日本にはない色使いやストーリーは大人も楽しめそう。
記事一覧
生誕70年トーベ・ヤンソンのたった4冊のムーミン絵本
ガイド記事大橋 悦子多才な女流芸術家トーベ・ヤンソンとムーミン・トロールフィンランドを代表する作家トーベ・ヤンソンは、日本では児童文学者としてよく知られていますが、実は油彩画家であり、風刺画家であり、その他イラストレーター、漫画家、作詞家、舞台美術家、商業デザイナーそして小説家と幅広い分野で才能を発揮した芸術家でした。...続きを読む
色の魔術師エリック・カールの絵本の魅力
ガイド記事大橋 悦子「さわる絵本読めるおもちゃ」をめざした絵本作家『はらぺこあおむし』の作者の名前を問われれば、多くの方がエリック・カールと答えるでしょう。でも不思議なことに、彼については『はらぺこあおむし』以外の書名をほとんどご存知ない方も多くいらっしゃいます。もちろん『はらぺこあおむし』は彼の代表作ですが、エリック...続きを読む
読後の充実感が心地よい絵本『おじいさんならできる』
ガイド記事千葉 美奈子孫へ贈った1枚のブランケットから始まる物語『おじいさんならできる』仕立て屋のおじいさんは、孫のヨゼフのために、ひと針ひと針思いを込めて、すてきな青いブランケットを縫いました。「きもちよくぐっすりねむれますように、こわいゆめなんかみませんように」。おじいさんの思いが詰まったブランケットをかけられた赤ち...続きを読む
元気印の女の子が主人公『雪の森のリサベッド』
ガイド記事大橋 悦子子どもの本の女王がおくる『雪の森のリサベッド』『長くつ下のピッピ』『ちいさいロッタちゃん』などで有名な、子どもの本の女王・リンドグレーンが、白い雪の森を舞台に小さな姉妹の物語を書きました。それが、今回ご紹介する『雪の森のリサベッド』です。この作品は、現在は、縦書きの読み物として出版されていますが、も...続きを読む
「だいすき」に包まれて育つ『ちびゴリラのちびちび』
ガイド記事千葉 美奈子森のみんなが『ちびゴリラのちびちび』が大好き!森に赤ちゃんゴリラ「ちびちび」が誕生しました。お母さん、お父さんだけでなく、おばあさん、おじいさん、そして仲間のゴリラたちや他の動物たち……。みんな小さなちびちびが大好きです。この絵本には、「だいすき」という言葉が何度登場するのでしょう!?それぐらい、森...続きを読む
本物とは何だろう? 『ビロードのうさぎ』
ガイド記事千葉 美奈子ぼうやと本当の友だちになることを夢見続けた『ビロードのうさぎ』ぼうやの「ほんとうのともだち」になることを夢見て、ぼうやとたくさんの時間を過ごした「ビロードのうさぎ」。「ほんもののうさぎとは」「ぼうやのほんもののともだちとは」を考え続けたぬいぐるみのうさぎは、どんな運命をたどったのでしょうか。古典的名...続きを読む
ようこそ!幻想的な『きりのなかのサーカス』へ
ガイド記事大橋 悦子読まずにはいられない情感たっぷりの絵本『きりのなかのサーカス』日本では絵本作家として有名なブルーノ・ムナーリですが、実はグラフィックデザイン・彫刻・プロダクトデザインなど、様々な分野で活躍したアーティストです。そのムナーリが、視覚イメージの連続によって物語を構成した作品が、『きりのなかのサーカス』で...続きを読む
スリリングなだまし絵の世界『へんてこサーカス』
ガイド記事大橋 悦子摩訶不思議な『へんてこサーカス』を見に行こうおやおや、どこからか楽隊の音楽が聞こえてきますね?サーカスです!これまで見たことのない不思議なサーカスがやってきました。ようこそ『へんてこサーカス』へ。他では決して見られない、とっておきのサーカスの世界をお楽しみください。ピエロのパパドンが皆様をご案内いた...続きを読む
ムーミンのふるさとで大冒険『それからどうなるの?』
ガイド記事大橋 悦子その穴は不思議な絵本の世界への入り口だみなさんは、ミヒャエル.・エンデの『はてしない物語』を、お読みになったことがありますか?『はてしない物語』は、現実の世界に生きる主人公が、いつのまにか本の中の世界に引き込まれ、その崩壊を救うファンタジーです。本好きな子どもなら、誰でも1度は行ってみたいと願う「本...続きを読む
「勇気」と「信頼」を問う『ヤクーバとライオン』
ガイド記事千葉 美奈子黒く太い線のみで描かれた鬼気迫る絵。表紙を見ただけでその迫力に圧倒され、これから始まる物語が波乱に満ちていることを伺わせます。1994年にフランスで出版され、ノンフィクション作家の柳田邦男さんが訳した『ヤクーバとライオン1勇気』と『ヤクーバとライオン2信頼』。アフリカの奥地を舞台に、命を懸けた究極の...続きを読む