建築家・設計事務所
建築家住宅の実例(13ページ目)
建築家による住宅実例を詳しく紹介。アイデア満載の実例を見て、自分にあった家づくりのヒントを掴んでください。
記事一覧
密集地に建つ塔の家[Small House]
ガイド記事川畑 博哉この小さな家は、戦時中の東京大空襲を免れた地域の一画で、路地に面して小さな住宅が肩を並べる密集地にあります。間口7m、奥行き5.5mの10坪の敷地いっぱいに建てるとなると、前面道路の斜線制限によって6mくらいの高さにしか建たず、3階建てがせいいっぱい。そこで「周囲により多く光を落とすという条件を満た...続きを読む
柔らかな布が空間を仕切る[ポジャギの家]
ガイド記事川畑 博哉横浜市郊外の起伏のある典型的な住宅地に、この家は建っています。緑豊かな公園の西側に面するという、またとない好立地。この好条件を最大限に活かすべく、道路より1層高いレベルに黒い立方体のような木造2階建ての住居を乗せています。さてその立方体の内部は、どのようになっているのでしょうか。コンクリートの上の“...続きを読む
二世帯の生活を中庭が繋ぐ[大東の家]
ガイド記事川畑 博哉この家の建て主のご家族は、以前はハウスメーカーによる二世帯住宅暮らしでした。しかし全体的に暗く、玄関の位置などが気に入らないなどの悩みをかかえていました。建て替えの設計を依頼された、アトリエスピノザの井東さんと市原さんは、まず1階を親世帯、2階を子世帯に分けて中庭を敷地の中心に据え、そこを回遊するよ...続きを読む
男の夢を叶えた洞窟[caverna]
ガイド記事川畑 博哉東京・目黒区の閑静な住宅街の通りに、こつ然と現れるコンクリート打放しの住宅。不定形の大壁が屏風のように折れ曲がったような外観は、まるで抽象彫刻を連想させ、道行く人の関心を魅かずにはおきません。その内部は外観と同じくらい複雑でユニークなデザインに溢れていました。堅固な壁に抱かれた“洞窟”写真をクリック...続きを読む
三角の吹抜けの変形四角形の家[山王の住宅]
ガイド記事川畑 博哉建築家と家づくりを希望されていたこの家の建て主は、まず土地を購入する段階から、納谷学さんと納谷新さんに相談をもちかけました。お二人が見つけた土地は、大森駅から歩いて10分強の高台の住宅密集地の一画で、北側が道路に面している約27坪の四角形の変形敷地でした。納谷さん達はここを見て、若夫婦が希望されてい...続きを読む
鎌倉のスパイラルルーフ[由比ケ浜の家]
ガイド記事川畑 博哉鎌倉・由比ケ浜は建築家の工藤宏仁さんが生まれ育った古くからの住宅地。ご自宅は増改築を繰り返していた二世帯住宅でした。近年になって両隣がマンションとアパートに建て替わったのを機に、プライバシーを保ちながら開放的な生活を目指して、昨年、老朽化した道路に面した世帯を建て替え、残りの奥の世帯に構造補強と内装...続きを読む
四角を閉じ四方に開く小さな家[HAT]
ガイド記事川畑 博哉帽子という意味の名を冠したこの小さな家は、子供達が交通のルールを遊びながら学ぶ交通公園の入口に面しています。正面の道路から1mほど立ち上がった土地に、基礎を兼ねたコンクリートのガレージを造り、その上に帽子がふわっと乗っている感じで建っています。帽子のような小さな家写真をクリックすると次の写真に進みま...続きを読む
典型的な旗竿敷地で豊かに暮らす[荏原の家]
ガイド記事川畑 博哉最寄りの私鉄の駅から8分ほど歩いた住宅街の一角。取り壊されて更地になった50坪ほどの四角い土地を3分割してできた敷地にこの家は建っています。道路に面する先端の幅は2m、奥行きは15m、北側の幅は4.2mという、いわゆる「旗竿」といわれる18坪弱の狭小地。細長い土地の前面を駐車場として、その奥に鉄骨造...続きを読む
様々な床レベルが生みだす豊かな空間[1.8M幅の家]
ガイド記事川畑 博哉東京の下町に残る昔ながらの商店街の一角。古びた味わいのレトロな商店に左右を挟まれるようにして、夫婦2人とペットが暮らす家が建っています。敷地は間口3m弱、奥行き11m強という、いわゆる「ウナギの寝床」といわれる狭小地。家の内側は両手を広げた1.8mしかないという厳しい条件でありながらも、ここには楽し...続きを読む
「光の筒」のある多窓の家[YNH]
ガイド記事川畑 博哉建築家の平瀬有人さんと平瀬祐子さんがこの家を設計するにあたって、建て主から提示されたユニークな要望がありました。それは、「かつてこのあたりは戦国時代の太田道灌が『砦(とりで)』としていた土地。その歴史との関連から自由に発想してほしい」ということでした。そこで平瀬さんがイメージしたのが、3層吹抜けの階...続きを読む