東京・目黒区の閑静な住宅街の通りに、こつ然と現れるコンクリート打放しの住宅。不定形の大壁が屏風のように折れ曲がったような外観は、まるで抽象彫刻を連想させ、道行く人の関心を魅かずにはおきません。その内部は外観と同じくらい複雑でユニークなデザインに溢れていました。

堅固な壁に抱かれた“洞窟”


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外観
1. 通りから見た南側の外観。左上にバスルームのテラスが見える。
2. 北側にはキッチンの小さなテラスが見える。
3. トップライトから連続する南側のスリット窓。
4. 正面のガレージ。停まっているのは筒井さんの愛車のアルファロメオ・ジュリアスーパー。


建築家の筒井紀博さんがこの家に名付けた“caverna”とは、イタリア語で“洞窟”という意味。堅固な殻に囲われた空間がもたらす安心感をテーマに設計されています。外観は見る角度によって全く違う表情を見せます。正面のガラス窓の真下には、将来はフェラーリが収まる予定のガレージが、洞窟の入口のように大きな口を開けています。

◆建築家プロフィールと建築データ