建築家の平瀬有人さんと平瀬祐子さんがこの家を設計するにあたって、建て主から提示されたユニークな要望がありました。それは、「かつてこのあたりは戦国時代の太田道灌が『砦(とりで)』としていた土地。その歴史との関連から自由に発想してほしい」ということでした。そこで平瀬さんがイメージしたのが、3層吹抜けの階段空間のあるスコットランドの城館だったのです。

20の窓をもつ角地の家


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外観
1. 昼間の外観。黒い壁はラスモルタル仕上げ。
2. 2. 室内の照明を全て点灯した際の夕景。写真:?Takeshi YAMAGISHI


この家の外壁には、北西の角に計12、隣家と接する東側に3つ、南側に4つの窓、そして天井に天窓が1つ設けられています。それぞれ大きさが異なっていても、全てがグリッドに揃えて開けられているのです。屋根のラインが法的な規制に沿って緩やかにカットされているので、外から眺めると家全体に不思議な歪みが生まれています。

◆建築家プロフィールと建築データ