玉川通りをバイパスする幹線道路沿いに、大きなケヤキの街路樹に寄り添うように、大きな白壁の建物が現れます。壁は折れ曲がり20mほど奥まで続いています。吉富興産の澤口直樹さんが設計したこの[ケヤキアパートメント]は、出窓やテラスなどの様々な形の開口部が象徴するように、複数の用途と住戸プランで成り立っていました。

不定形の敷地の複合アパート


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外観
上/幹線道路に面した北側の外観。中上/西側の外観。敷地内にあったケヤキをシンボルツリーにしている。中下/南西側から眺めると5階がペントハウスのように見える。下/模型を南側から見る。右下(南西)の別棟にオーナーの住宅がある。


この建物は、店舗2部屋・長屋6戸・共同住宅18戸・オーナー住戸からなり、18種類のメゾネットと6種類のフラットと3層の別棟が、楔型をした不定形の敷地に収められています。その複雑さは、全体模型を見るとが良く分かります。今回はフラットとメゾネットプランの特徴的な2部屋を紹介します。まずは、一番気になる最上階の部屋を覗いてみましょう。

◆建築家プロフィールと建築データ