書籍・雑誌
話題の本関連情報(12ページ目)
芥川・直木賞ほか、各種文学賞の受賞作や受賞作品を解説しています。
記事一覧
第137回芥川賞・直木賞決定!
ガイド記事石井 千湖第137回の芥川賞・直木賞が決定!話題の受賞作と、芥川・直木賞がもっと面白くなる本をご紹介します。芥川賞諏訪哲史『アサッテの人』『アサッテの人』は「群像」2007年6月号に掲載。※7/20に単行本発売予定だそうです。まずは芥川賞から。今回は6人の候補中、4人が初ノミネート。歌手、漫画家、劇団主宰者な...続きを読む
映画化『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』
ガイド記事石井 千湖姉VS妹の壮絶なバトルを描いた本谷有希子『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』をはじめとして、この夏、話題の映画化原作本をご紹介します。壊れた家族を描きながら清々しい感動が残る本谷有希子『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』「私は特別」と思い込んでいるエキセントリックな姉と不幸な人間を観察せずにいられない妹...続きを読む
5月のヒット本『女性の品格』
ガイド記事石井 千湖前月のベストセラーの中から1冊選び、あとづけでゴタクを並べてみるシリーズ。今回取り上げたのは、ついに100万部を突破した『女性の品格』。なぜこの本が売れたのか考えてみました。※月間ベストセラーのデータはこちらを参照しました。キャリアウーマンが「女性らしさ」を再評価坂東眞理子『女性の品格』「礼状が書け...続きを読む
夏が待ち遠しくなる!痛快ファンタジー小説
ガイド記事石井 千湖この週末は、不思議でチャーミングな世界にハマる。イギリスの小さな町と沖縄・石垣島を舞台にした痛快ファンタジーを読んで、ひとあし早く夏を堪能しよう!名作オカルト映画が爆笑ファンタジーに!ニール・ゲイマン/テリー・プラチェット『グッド・オーメンズ』ハルマゲドンを巡って天使と悪魔と悪魔の子、黙示録の騎士た...続きを読む
通勤快読!軽妙洒脱な家族小説
ガイド記事石井 千湖ここ数ヶ月の新刊の中から、軽妙洒脱な家族小説をご紹介。1話完結なので、通勤・通学時に読むのにぴったり!似てないようで似ている姉妹中島京子『桐畑家の縁談』似てないようだけど人づき合いに不器用なのは同じ。そんな姉妹の恋愛と周囲のユニークな人々を丁寧に描いた連作。大企業に就職したにもかかわらず、二度の転職...続きを読む
4月のヒット本『ぼく、オタリーマン。』
ガイド記事石井 千湖前月のベストセラーの中から1冊選び、あとづけでゴタクを並べてみる。今回取り上げたのは、発売から25日間で早くも30万部を突破した『ぼく、オタリーマン。』。ガイド厳選のエッセイ漫画も紹介!※月間ベストセラーのデータはこちらを参照しました。『ぼく、オタリーマン。』はなぜか実用書にカテゴライズされています...続きを読む
おもしろダイエット本BEST3
ガイド記事石井 千湖いよいよ薄着の季節。今まで数々のダイエットに挑戦しては挫折してきた。そんなガイドが巷のダイエット本を研究&実践!ヴィジュアル、読み物、実用、それぞれの視点で選んだおもしろダイエット本とは?☆ヴィジュアル系都築響一『やせる旅』90キロ・オーバーの中年男が、1年間で20キロ減を目指して世界を旅するダイエ...続きを読む
夫婦というホラーな関係『ああ正妻』
ガイド記事石井 千湖夫婦関係を描いただけなのに、もはやホラー?姫野カオルコの結婚批評小説『ああ正妻』とホラー妻が出てくる本をピックアップ。ベタすぎる鬼嫁に戦慄!姫野カオルコ『ああ正妻』男性にとっては阿鼻叫喚(?)の結婚批評小説。冒頭はここで立ち読みできる。著者公式サイトに掲載されたコメントによれば、「事実度が非常に高い...続きを読む
愛嬌のあるダメ男が登場する2冊
ガイド記事石井 千湖どう考えてもイヤなやつなのに、なぜか魅力的な人というのはいるもので……。80年以上前の小説の中から、愛嬌のあるダメ男を紹介!ともだちができない男、パリをうろつくエマニュエル・ボーヴ『ぼくのともだち』1924年にフランスで出版され、初版から80年以上経った2005年に初めて日本語版が出た。外国の古い小...続きを読む
第4回本屋大賞受賞!『一瞬の風になれ』
ガイド記事石井 千湖書店員が一番売りたい本を投票で選ぶ「本屋大賞」。4月5日に発表になったばかりの第4回受賞作品は、佐藤多佳子『一瞬の風になれ』だ。好きにならずにはいられない、その内容とは?天才との関係を爽やかに描く第一部のサブタイトルは「イチニツイテ」。スター選手である兄・健一に追いつけない自分に限界を感じ、サッカー...続きを読む