そば
東京のそば屋(3ページ目)
東京のおすすめそば屋を厳選してご紹介。
記事一覧
白金台・利庵訪問記
ガイド記事井上 明【白金で、まったりとした午後のひとときを】ビルの谷間や商業施設に囲まれた、世智辛い街なみを抜け出して、そぞろ歩きたい街のひとつ。それが白金。ちょっと前までは、地下鉄南北線など通っていなくて、あたかも陸の孤島だったこのあたりも、二路線の地下鉄が乗り入れるようになって、ほんのちょっとだけ賑やかになったか...続きを読む
板橋・うさぎ庵訪問記
ガイド記事井上 明街を歩くと、そばが食べたくなるいや、そばを食べるために、街をついつい歩き回ってしまうのか。旨い蕎麦を求める旅は、いつだってドラマチックに幕開かなければならない。今回は板橋区に新たにオープンした手打ちそば店「うさぎ庵」をめざす。その感動の出発点として、三ノ輪を選んでみた。終着駅は、始発駅でもある。そこ...続きを読む
九段・大川や訪問記
ガイド記事井上 明表通りじゃなくて、いかにも蕎麦屋がありそうな場所につくづく、そばやさんって、シアワセだなあって思う。きちんと、おいしいそばを出していればの話だが、うまい蕎麦の評判をききつけたお客さんは、それこそ草の根をわけてでも探し当ててくれる。なぜならば、旨いそば屋は、その町の非公式の財産であるからだ。で、草の根...続きを読む
四谷・政吉そば訪問記
ガイド記事井上 明ということは、町場の立ち食いのそばは、変わり饂飩に近い生麺を含むすべてのそばは、30%以上そば粉を入れるべしというのが、公正取引委員会の指導である。この指導は、公正取引委員会がそば業界に押しつけてきたものではない。ちょうどすべての品物が配給制であった戦後の混乱期に、こうした指導をうけるにあたって、当...続きを読む
西麻布・蕎麦 たじま訪問記
ガイド記事井上 明下町の本格的な蕎麦を、お洒落な街角で手繰れるシアワセ東京の蕎麦やをざくっと語ってしまうと、実力の下町、ビジュアルの山の手、という大きなトレンドがある。もちろん、これは公式でも公理でもなく、単なる個人的な先入観にすぎないのだが、それを裏切ってくれる店と出会ったときに、下町では落胆し、山の手では舞い上が...続きを読む
護国寺・笊そば 蕎すけ訪問記
ガイド記事井上 明散歩の目的地としての、旨いそば屋が、もう一軒東京という街は、少し早足で歩き回ると、電車やバスで移動するのとはまた違った楽しみに出会える。たとえば、この蕎麦屋。東京メトロの護国寺から歩いて30秒の立地なのだが、歩いてアプローチすると、いろいろな街の表情を楽しめるのが嬉しい。護国寺へ。ふたつ手前の飯田橋...続きを読む
八重洲・手打ち蕎麦おにわか訪問記
ガイド記事井上 明狭い範囲に名店が犇めきあう街TokyoDeuterというドイツデザインのザックと出会ってから、街の中を歩き回ることが楽しくなった。もともと歩くことは好きなのだが、必要上からパソコンを携行しなければならず、時にはメールで入ってくる事柄に対応したり、中途半端な空き時間に原稿を進めたりというわけで、結構な...続きを読む
人気の大井本店直系。ご長男がキリモリする注目店 いいそばだ!築地布恒更科訪問記
ガイド記事井上 明そば打ちがお得意なアマチュアの皆さんのお蕎麦と、百戦錬磨の一級のプロのそば、どこが違うのだろう。ちょっと遠目からみて、同じような細さに仕上がっているとして、この画像のようにレンズから15ミリのところまでアップにすると、いいそばは、圧倒的な存在感をみせつけてくれるはずだ。力強く、角がすっきりと切り立っ...続きを読む
はしりの桜海老を心待ちにする 下赤塚・ひびき庵 訪問記
ガイド記事井上 明なんだか、シアワセになれる、そば屋なのだ東武東上線の下赤塚駅から、徒歩を決め込むには少々覚悟がいる距離。それなのに、いつも大勢のお客様で賑わっている。つまり、お店の味とコンセプトが、多くの人々から支持されている幸せな店である。店主の池田さんは、もともと別の仕事を手がけてきた、ひとかどの人だ。ところが...続きを読む
池之端で6代にわたって営む名店 上野・蓮玉庵訪問記
ガイド記事井上 明神田、並木、そして池之端へ▲あまりにも美しい、詩的情趣に満ちた薄暮の不忍池強烈な冬型の気圧配置に見舞われたその日、私はコートの襟を立てて、不忍池のほとりに佇んでいた。つるべ落としの太陽が、方角でいえば東京大学のキャンパスのほうに隠れる直前、弁天堂をピンポイントで狙う絶妙なライティングで、このページェ...続きを読む