糖尿病
糖尿病の経口薬・インスリン(4ページ目)
糖尿病の薬物療法は、経口薬治療とインスリン療法の2つ。それぞれの違い、役割、効果、副作用などの基本情報をまとめました。納得して糖尿病を続けるために、ご活用ください。
記事一覧
筋肉に近い働き! 糖尿病薬・メトホルミンの糖輸送法
ガイド記事河合 勝幸メトホルミンがどのように高血糖を抑えるのかは、21世紀の初めにやっと解明されました。何と、筋肉と同じ仕組みだったのです。メトホルミンはインスリンとは別ルートで糖を細胞に取り込みます。糖尿病者の運動リスク……血糖値は下がる?上がる?ガレガソウから作られたメトホルミンの過去・未来はドラマチックです糖尿病...続きを読む
逆転の発想?尿糖を増やすSGLT2阻害薬の特徴
ガイド記事河合 勝幸インクレチンの次に登場するのは、掟破りの新薬!?腎臓の大きさはじゃがいものメイクイーン程度A.D.A.M.世界規模の巨大な糖尿病薬市場を狙って製薬会社の新薬競争が白熱しています。インクレチンの次に登場するのは、少し変わった薬のようです。尿に糖が出るから「糖尿病」と言うのでしたね。昔は「蜜尿病」と書い...続きを読む
インスリンからの切り替え時に注意!ビクトーザの特徴
ガイド記事河合 勝幸ビクトーザ。1本で2~3週間分。薬価9,960円、もちろん健康保険が適用されますインスリン治療中の2型糖尿病者に、インスリンの代わりにビクトーザ(GLP-1受容体作動薬)を処方し、DKAによって2名の死亡者が出ました。ビクトーザとインスリンは別物!もちろん、ビクトーザ(一般名リラグルチド)が危険な薬...続きを読む
待望の糖尿病新薬! 『ジャヌビア』登場
ガイド記事河合 勝幸年内にも登場することになった糖尿病新薬。その役割に期待です新しい作用機序の経口薬が、10年ぶりの糖尿病新薬として年内にも発売されることになりました。多忙な医師は私たち患者一人ひとりにこの薬がどのように血糖値を下げるかをとても説明できないかもしれません。しっかり予習しておきましょう。お待ち遠さま!10...続きを読む
糖尿病経口薬の一次無効と二次無効
ガイド記事河合 勝幸日本人のインスリン分泌能力は欧米人に比べると低いので、治療の最初からインスリン分泌を促進する「スルホニル尿素(SU)薬」が使われることがあります。ところがしばらくすると効果がなくなってくることがあります。分かりやすく解説しましょう。薬の「一次無効」「二次無効」とは経口薬人によっては始めから十分に薬が...続きを読む
あなたはどちら派? ビクトーザ vs. ジャヌビア
ガイド記事河合 勝幸ビクトーザ。1本で2~3週間分。薬価9,960円、もちろん健康保険が適用されます副作用の少ない糖尿病新薬「インクレチン関連薬」が注目を集めています。ただ、扱い慣れない医師が他剤との併用で低血糖のトラブルを起こしているようです。2型糖尿病は百人百様。薬も患者に合わせなくては……。2通りの糖尿病薬…経口...続きを読む
健康診断で食事制限! 糖尿病薬の服用はどうする?
ガイド記事河合 勝幸スペインの薬局は「緑の十字」が目印。国や薬局が変わっても、血糖コントロールが大切なのは同じです病院の検査前、朝食などの食事制限がされることは少なくありません。こんな時、インスリンを含む糖尿病薬はどうしたらいいでしょうか?私も食事に関係のない基礎インスリンを注射して病院に行ってしまい、ちゃんとした検査...続きを読む
糖尿病の新薬登場か!? 「GLP-1」「DPP-4」
ガイド記事河合 勝幸糖尿病新薬の働き「GLP-1」「DPP-4」という新薬が近いうちに発売されるようです。正しくは「GLP-1受容体作動薬(ジーエルピー・ワンじゅようたいさどうやく)」「DPP-4阻害薬(デーピーピー・フォーそがいやく)」。名前も作用機序も違いますが、同じ目的を持った全く新しい2型糖尿病の薬です。GLP...続きを読む
2型糖尿病の新薬「バイエッタ」
ガイド記事河合 勝幸2型の治療は食事療法と運動療法から始まります。次いで経口剤、そしてインスリンへと進みます。今年になって全く新しいタイプの薬が登場しました。日本ではこれから第II相研究の準備です。FDA(アメリカ食品医薬品局)が新たに認可したのはバイエッタ(Byetta)という薬で、一般名をエクセナチド(exenat...続きを読む
低血糖とブドウ糖の賞味期限
ガイド記事河合 勝幸ブドウ糖は砂糖の半分の量で同等の血糖上昇力があります。低血糖という言葉はよく聞きますが、経口剤やインスリンを使わない人には未体験ゾーンですね。低血糖の時にはブドウ糖を5~10g服用するのが一般的ですが、ブドウ糖には賞味期限がありますよ。薬ではなく食品!ブドウ糖の賞味期限とは糖尿病で入院している人達が...続きを読む