糖尿病
糖尿病の治療法・病院
糖尿病は自己管理が何より重要ですが、病院で正しく診断し、治療方針を決めることも大切。病院で受けられる糖尿病検査、治療、受診すべき科、主治医との関係づくり、病院の探し方などをまとめました。
記事一覧
治療計画を決める時患者に相談する日本医師は13.6%!
ガイド記事河合 勝幸糖尿病は自分で治療する病気です。医療従事者との信頼関係が欠かせません。写真は3ヵ月分のインスリン注射と血糖測定の医療廃棄物です。診察日に病院と薬局に処理を依頼します。糖尿病患者の心理的・社会的側面に焦点をあてた世界的な調査研究DAWN2調査の結果が2013年12月5日、国際糖尿病連合(IDF)世界糖...続きを読む
糖尿病になってしまったら…何とか予防したい合併症
ガイド記事河合 勝幸A1Cは平均血糖値ですから、毎日の高い山、深い谷を表わしません。合併症の進行はそこにも原因があります。血糖測定が頼りです。糖尿病には糖尿病そのものの症状だけでなく、病気の進行と共にいろいろな合併症が起こってきます。現在の糖尿病治療はとても進歩していますから、今では糖尿病患者の人生を左右するのは合併症...続きを読む
クリニックと大学病院、どちらを選ぶ?
ガイド記事河合 勝幸糖尿病と診断されると、やみくもに有名な大学病院へ行きたがる人と、掛かりつけ医のままで「よし」とする人に分かれますね。わたしはどちらにも反対ですよ。糖尿病の診療を上手に受けるコツしっかりとした知識をつけるのは、もちろん大切です。例えば耳寄りなセミナー。近々にも一つあります。講師たちは一流の糖尿病医で、...続きを読む
転院したいけど、どうしようかしら?
ガイド記事河合 勝幸いままで聞いたなかで一番笑える話は「60歳を過ぎたら、お医者さまが顔も見てくれないの……」と嘆くご婦人の体験談です。その病院は糖尿病では超有名なところ。でも、そんな病院、止めましょう。診察券をもう一枚増やすのは迷いますね。でも……お勧めしたい転院、感心できない転院糖尿病だけじゃないけど、慢性病治療に...続きを読む
入院時の医療ミスから糖尿病患者を守る心構え
ガイド記事河合 勝幸世界遺産のサン・パウ病院(バルセロナ)。今は文化センターになっています。(c)KAWAIKatsuyuki世界中で一番多く使われている糖尿病経口薬メトホルミンは、腎臓に負担を掛けるヨード造影剤を使用する時はその血管造影の2日前から2日後までの間、休薬することになっています。しかし、メトホルミンは他の...続きを読む
糖尿病の暁現象とは……朝の高血糖への対策法
ガイド記事河合 勝幸糖尿病の暁現象とは明け方になると、急に血糖値が上がるのはなぜ?朝の空腹時血糖値の評価は、糖尿病の基礎の部分を評価することになるため、とても重要です。前夜から朝になるまでの血糖トレンドが大きな意味を持ちます。知らぬ間に血糖を上げる「暁現象」とは何でしょうか?暁現象(DawnPhenomenon)とは、...続きを読む
糖尿病とサプリメント……思い込みは注意!
ガイド記事河合 勝幸ヨーロッパの薬局でも店内にサプリメントがたくさん並んでいます完治することのない糖尿病は、時に何かにすがりたくなる病気。自己管理が大切なので、色々と工夫をすることも大切です。皆さんにも健康のために摂っているお気に入りのサプリメントはありませんか?店頭にはたくさんのサプリが並んでいますが、正しい情報が届...続きを読む
糖尿病治療、30年前は叱られなかった!
ガイド記事河合 勝幸インスリンペンは1985年からの登場です。30年前はうるさいことを言われませんでした。なにしろ経口薬も数種類しかなく、ヘモグロビンA1Cもなく、自己血糖測定器もなく、食事制限で減量する以外はほとんどすることがなかったのです。私が成人型糖尿病(今はこういう糖尿病名はありませんが)と言ってもいい!と診断...続きを読む
人工膵臓に一歩近づきました(1)
ガイド記事河合 勝幸DexComのSevenPlusのレシーバーです。これは3時間のトレンドを示しています。ケータイぐらいの小さな機器が、自動的に血糖の変化に反応してインスリンをからだに注入したり止めたりして血糖値を一定に保ってくれれば糖尿病から開放されますね。この夢に一歩近づいたというニュースがありました。英国の権威...続きを読む
人工膵臓に一歩近づきました(2)
ガイド記事河合 勝幸MiniMedParadigmこのポンプは小さなリモコンで着衣のまま操作できます世界に先駆けて人工膵臓の開発をリードしているのはアメリカ(ニューヨーク)に本部があるJDRF(若年性糖尿病研究財団)です。欧米の11ヵ所の大学や小児病センターで研究を積み重ねています。特に1型糖尿病の幼児や子供たちが、か...続きを読む