損害保険/火災保険の基礎を学ぼう

火災保険の補償額はどうやって決めてるの?(2ページ目)

火災保険の補償額はなぜその金額なのでしょうか?契約のときにきちんと相談して決めましたか?火災保険の保険金額についてガイドが解説します。

平野 敦之

執筆者:平野 敦之

損害保険ガイド

  • Comment Page Icon

家財の評価はどうするの?

家財はその家ごとに金額は異なりますので注意しましょう。
建物と異なり個々の家庭であるものが違う家財の場合にはどう評価するのでしょうか?

厳密には一つ一つのものを評価していくのが正確な方法です。ただ損害保険会社の方でも家族構成や年齢などから目安になるものを作成していますのでこれを参考にするといいと思います。

家財の話をするとたいてい「家にはそんな金額の家財はないよ」というケースが多いのですが、冷静に考えて計算してみると意外とあるものなのでこの機会に確認してみてください。

また家財の場合には明記物件に該当するものがある場合には注意しましょう。別途金額を設定して契約する必要があります。

店舗の商品や什器はどうする?

火災保険では店舗や事務所の契約もあります。商品や什器だけでなく造作などこうした商業用・事業用のものは保険目的として設定するべきものが多くあります。

商品や什器などは経営者の方がいくらのものだったか一番よくご存知だと思います。忘れてしまっている場合には帳簿などを確認して損害保険会社・保険代理店などと相談してみましょう。

賃貸の場合の注意点

賃貸マンションなどにお住まいの方、どうやって火災保険に加入しましたか?部屋を借りるときに不動産屋さんで一緒に契約している人も多いのではないでしょうか?

この手の保険はセットでパッケージになっていることが多く、借りる部屋の賃貸借の期間(例えば2年くらい)に保険期間も併せて設定されていることが一般的です。

つい安いものを選びがちですが、20歳の独身の人と40歳で家族3人の人が同じコースを選んだら適正な補償額とは言えません。家財の評価は前述の通り家族構成や年齢などである程度違ってきます。部屋を借りるときに保険のことはついでになりがちですが、このあたりのこともよく考えておきましょう。

損害保険ガイドから今日のポイント

  • 時価額ではなく再調達価額を基準に火災保険の設定を考える
  • 保険の更新時に金額の設定について再度相談する

【関連リンク】
火災保険
【編集部からのお知らせ】
・「家計」について、アンケート(2024/11/30まで)を実施中です!

※抽選で30名にAmazonギフト券1000円分プレゼント
※謝礼付きの限定アンケートやモニター企画に参加が可能になります
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます