取締りされるほうの保険はないの?
保険というものの考え方そして違法駐車における交通事故の損害賠償についても見逃せません。 |
この機会に保険というものの考え方も知っておいて頂きたいのですが、違反行為の罰則に対して保険を対象にするとそもそも罰則の意味がなくなります。またどの保険もそうですが、保険に加入している契約者全体の中で事故やケガ、病気になる人とならない人がいて保険が成り立っています。
保険があるから捕まっても大丈夫となるとすでに保険の仕組みが成立しなくなってしまうわけです。
ただ損害保険会社ではなく任意の団体などが、青キップによる交通違反の反則金を補償するものを取り扱っているところがあります。もちろん違反の点数までは補償されませんが、興味のある人はネットで検索してみてください。
駐車違反と損害賠償
今回の改正にともなって、いわゆる逃げ得ができなくなります。所有者が車検を通ることができなくなるからですが、このあたりは自賠責保険と同じですね。ドライバーのモラルで解決できれば問題ないことですが、それが難しければこうしたことは多少なりとも必要になるのは仕方がないのかもしれません。さて単に駐車違反といってもクルマを停める場合、取締りを受けることとは別な注意が必要です。クルマを停めるときには誰でも周囲の状況を見て停めるでしょうが、そのクルマが原因で交通事故が発生した場合、事故状況によってはその人にも損害賠償義務が発生することがあります。
実際にそうした事例も出てきています。クルマを停める方からすればちょっとだけという気持ちがあるでしょうが、こうした観点から考えると駐車場以外に停めるのはちょっと怖くなります。
暗くなりはじめるような時間からは見通しのききにくいので、特に注意が必要でしょう。
損害保険ガイドから今日のポイント
駐車していたクルマが原因で損害賠償請求されることもある。取締りだけでなくこうしたことにも注意しよう。【関連記事・リンク:過去の人気記事や関連情報満載です】
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