駐車違反の取締りが民間委託されたことで発売された保険とは何でしょうか?
2006年6月1日から道路交通法改正に伴い、駐車違反の取締りが大きく変わりました。すでに多くのマスコミで取り上げられており、1日には多くのニュースが流れました。

マスコミの報道によると民間監視員の1日の取締りは全国で965件とのことでした。警察官も合わせた取締り件数は4744件。約20%が民間監視員によるものということになります。

実はこの改正道路交通法の施行にあわせて発売された保険があるのです。その名も「放置車両確認業務総合保険」。今日は駐車違反の民間委託と放置車両確認業務総合保険について取り上げてみたいと思います。


放置車両確認業務総合保険ってなんだ

この保険の発売元は東京海上日動です。駐車違反取締りの民間委託業務については取締りを行う業者と車の使用者・運転者の間のさまざまなトラブルにともなう賠償事故や傷害事故が想定されます。

そうしたもろもろの事故を補償する保険なわけですが、駐車違反の取締りを行う民間委託業者向けの専用保険ということです。


放置車両確認業務総合保険の補償内容

この保険の主な補償内容は下記の通りです。
  • 業務対象となる車両の損壊等による賠償責任

  • 放置車両の所有者に対する名誉毀損等によって発生した賠償責任

  • 個人情報の漏洩によって発生する賠償責任

  • 従業員の就業中のケガの補償
業者が委託されているのは取り締まりで、レッカー移動などするわけではありませんが、持っているカメラをたまたま対象車両にぶつけた、落としたなどさまざまなことが考えられます。

また個人情報保護については言うまでもありませんが、クルマのナンバーを写真に撮ったりするわけですから当然必要になるでしょう。

最後のケガの補償ですが、これはこの保険に限らずどこの企業でも必要があれば従業員の就業中の事故やケガを補償する保険に加入しているケースはあります。委託されている業務自体は例えば道路の工事業者やダンプの運転手に比べると危険度の高い業務ではありません。ただ取締りによって感情的になったクルマの所有者等のトラブルは考えられます。

ちなみに単に暴行を受けたというなら別ですが、一般的に傷害保険では闘争行為(いわゆるケンカ)は支払の対象外です。