損害保険/火災保険の入り方

出火原因に見る火災保険のつけ方とは?(2ページ目)

火災が起こりやすいこれからの季節。火災の発生原因を見ると同時にそこから火災保険のつけ方について考えてみましょう。

平野 敦之

執筆者:平野 敦之

損害保険ガイド

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火災保険の前に予防を考える


火災保険だけでなく防犯の意識も重要です。
火災によって家が全焼などしてしまえば保険に頼らなければならないケースが多いと思いますが、火災を起こしたくて起こす人はいません。

前述の通り出火原因の1位は放火(放火の疑い含む)。となると防災・防犯の意識が非常に重要になってきます。当然放火されやすい家とそうでない家がありますから、ここのところからじっくり考える必要があります。

家の周囲に可燃物を置きっ放しにしていないかとか自宅に照明などのセンサーとつけるなど考えられることはたくさんあります。時間帯で見ると夜間から明け方(22:00~6:00)にかけての時間帯に放火が多いので人気のない時間帯への対処を考える必要があるわけです。

出火原因2位のたばこが原因出火も見逃せません。喫煙の習慣がある人はたばこの始末について意識を高める必要があるのはいうまでもありませんが、寝たばこはもってのほかです。自分や家族に喫煙の習慣がある人は特に気をつけてください。

またこんろ、たきび、火遊びなどいずれのものも火を使っている際には火事になるかもという意識を忘れないことが大切です。

隣家から類焼することもある

いくら自分が気をつけていても隣の家から出火して自分の家に類焼することもあります。

隣の家の人のせいで家が燃えたからと言って必ずしも隣の人に損害賠償できるわけではありません。一見理不尽に感じるかもしれませんが、現在の日本の法律では火元になった人に損害賠償を求めることができないケースもあります。

【参考記事】
自分が火元で隣家が燃えたら…賠償責任ないってウソ?ホント?(前編)
自分が火元で隣家が燃えたら…賠償責任ないってウソ?ホント?(後編)


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