クラブが破損、盗難、紛失した場合、ゴルフ保険・ゴルファー保険の補償は?
ゴルフ保険(ゴルファー保険)におけるゴルフクラブの補償(携行品損害)にスポットを当てて注意するべき点を確認してみましょう。
※保険会社によってゴルファー保険もさまざまですので、契約内容は必ず確認するようにしてください。
ゴルフ保険・ゴルファー保険の補償範囲とは
一般的にゴルフ保険・ゴルファー保険は、ゴルフのプレー中はもちろん、練習場における練習時の事故でも対象になります。時折、ゴルフのプレー中だけと勘違いしている人もいるようなので、忘れないようにしておきましょう。また最近は保険会社の販売も様々なのでゴルファー保険をそのまま販売していることもあれば、スポーツ保険(ゴルフ、スキー・スノーボード、テニスなど幅広く対象)のようなものもあります。
またゴルファー保険は、ケガ、他人への賠償、ゴルフクラブ(携行品)、ホールインワンの補償でまかなえますからこれらが付帯されている保険商品で代用しているケースもあります。ゴルファー保険はゴルフだけですが、スポーツをしているとき全般、日常のケガまですべて補償するなどあるので、ゴルフ以外のスポーツやその他のリスクも考慮して考えるといいでしょう。
ゴルフクラブを破損した場合のゴルフ保険・ゴルファー保険の補償
もしもの事故でゴルフクラブが壊れてしまった場合の補償はどうなるのでしょうか? ゴルフクラブに限った話ではありませんが、こうした携行品や物損害の補償については時価が原則です。自動車保険の車両金額も時価なので金額が毎年減っていきますが、これと同じです。時価が原則ですから、購入金額がそのまま補償されるわけではないということに注意が必要です。
ゴルフクラブが壊れたとき、ゴルフ保険・ゴルファー保険ではいくら補償されるのでしょうか?
■修理不能の場合
修理不能ということで全損。時価5万円が支払われます。
■修理可能の場合
5万円を上限に修理代が支払いになります。また修理代が時価である5万円を超えるときでも5万円以上は支払われません。あくまでも今現在の金額(時価)を補償するということです。理屈は分かっていても気持ちの上で納得しないこともあるでしょう。
実際こうした物の損害の場合、時価で保険金を貰っても壊れたクラブと同じものを中古で買うというより、違うものの新品にするケースが多いでしょうから何となく損した感じもするでしょう。
しかし最近は携行品損害の補償を時価ではなく、新品の価額(新価)で補償する保険も出ています。ただ、壊れたゴルフクラブよりもさらにグレードの高い商品が買えるというよりは、同程度のものを新たに購入した場合の金額が基本です。
例えばゴルフクラブが壊れて新価で補償する場合、同じメーカーの同じグレードのものはすでにないケースがあります。その場合には後継のゴルフクラブの金額を基準にして考えます。高いゴルフクラブを使っているなら、新価基準で補償する方が何かあった際には気持ちの上でも納得しやすいでしょう。
保険料の兼ね合いもありますが、使用している用品の金額などを考慮して検討してみるといいでしょう。
クラブを盗まれたり失くした場合のゴルフ保険・ゴルファー保険の補償
ゴルフクラブが盗まれたときと紛失したときのゴルフ保険・ゴルファー保険の補償は?
しかし盗難と言ってもゴルフ場で盗難に遭った場合はともかく、クルマのトランクに入れっぱなしにしていて自宅駐車場で盗難に遭ったなどの場合には対象にならないこともあります。
注意が必要なのは、単なる紛失や置き忘れの場合です。これはゴルファー保険に限った場合に限りませんが、こうした携行品についての補償は紛失や置き忘れについては対象になりません。
ゴルフのプレー中の置き忘れについては、後ろでプレーしている人が持ってきてくれることもありますが、紛失したら対象外ということは頭に入れておきましょう。
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