賠償責任保険の種類には何がある?
賠償責任保険でどんな保険金が払われる? |
大きく分けると個人用のものと事業用のものに分類されます。
■個人用
個人賠償責任保険、ゴルファー保険、スキー・スケート保険など
■事業用
施設所有(管理)者賠償責任保険、生産物賠償責任保険、請負業者賠償責任保険、受託賠償責任保険、店舗賠償責任保険、昇降機賠償責任保険、会社役員賠償責任保険(D&O保険)、医師賠償責任保険など
ゴルファー保険やスキー・スケート保険などは傷害などの補償もありますが、保険の分類上は賠償責任保険です。またこれらの個人用の賠償責任保険は単独で加入する保険としては売り止めの傾向にあります。
事業用の賠償責任保険については、ほぼありとあらゆる業種に付帯することが可能です。ここに紹介した個別の保険の解説は別の機会にしたいと思いますが、主にこのような保険があると思っていてください。
また業種によって保険引き受けリスクが高いものについては引き受けの謝絶や引受申請などの規制があります。このあたりは保険会社ごとの判断です。
賠償責任保険の保険事故と示談交渉
勘違いしている人も多いのですが、自動車保険を除くと、賠償責任保険に示談交渉サービスまで付帯されているものが少ないのが実際のところです。個人賠償責任保険については約約で付帯するときでも示談交渉サービスのあるものが増えてきています。事業用についてはこのあたりはまだまだですので、法人・個人事業主・企業の担当者の方はココ覚えておいてください。
人身事故でも物損事故でも被害者・加害者がもめてしまった場合、当事者同士で話し合って解決するというのは感情的に難しくなります。事業用ではなかなか難しいのですが、個人用であれば示談交渉サービス付きのものが選べるならよりベターです。