損害保険/地震保険の入り方

地震保険の入り方!どこで、どう加入する?(2ページ目)

地震保険の加入はどのようにすればいいのでしょうか?地震保険の入り方、加入先について考えてみましょう。

平野 敦之

執筆者:平野 敦之

損害保険ガイド

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地震保険と共済、少額短期保険

地震保険
地震保険もマンションだと事情が変わります。
地震保険の加入先について、頭に入れておくべきところが大きく分けて他に2つあります。一つは全労済やJA共済などのいわゆる「共済」。

もう一つは少額短期保険業者である日本震災パートナーズです。

■共済
地域によってはこうした共済などが主流になっているところもあると思います。全労済では自然災害補償付火災共済、JA共済では建物更生共済などが代表的ですが、共済も損害保険会社の取り扱う地震保険とは仕組みや金額などが異なります。

■少額短期保険業者
ミニ保険会社とも言われ、損害保険会社とは違います。また商品も地震保険とは異なります。一番の特徴は火災保険の加入に関係なく単独で加入ができることです。

但し地震保険ではないので、経営破たんした際の損害保険の契約者保護の対象ではないとか地震保険料控除の対象にもなりませんので、覚えておきてください。

地震保険と賃貸物件

持家の人に比べると受ける被害は少ないでしょうが、そうは言っても不安な人もいるでしょう。最終的には受けられる補償と支払う保険料が自分の判断で見合うかどうかで決めればいいと思います。

後は自分の家財がいくらくらい、どんなものがあるのかなどを考えてみましょう。1個または1組の価額が30万円超の貴金属、書画、美術品などは対象になりません。

地震保険とマンション

戸建ての場合には分かりやすいのですが、マンションの場合には少し事情が違います。マンションの場合には専有部分と共用部分があります。

自分の住んでいる空間である専有部分には自分で地震保険の契約をしますが、共用部分の場合には、通常マンション管理組合で加入します。

これに関しては他の人の意見もありますから、自分は加入すべきと思うがマンション管理組合としては加入しないあるいはこの逆のケースなど必ずしも自分の意思のようにことが進むわけではありません。

また地震災害の被害にあってマンションが全壊した場合、マンションを建て替えるかどうかも自分の考えのようにはなりません。

そのときに自分がどのように行動するかはそのときにならないと分からないでしょうが、経済的なことで選択肢が狭まることのないよう何らかの備えは必要です。


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