子の年齢を考えると、老後資金準備が決まる
40歳代の人は、すでにお子さんがいらっしゃる方のほうが多いことでしょう。そういう方は、自分のお子様の生まれたときの自分(ご主人)の年齢を思い出してください。お子さんが2人以上いらっしゃる場合は、最後に生まれたお子様の生まれた年を考えてください。子どもが順調に大学を卒業するのは22歳です。では、一番下の子が大学を卒業するとき、自分(ご主人)は何歳になっているでしょうか。「ウチは50歳だ」とか「私は55歳です」とか「我が家の場合は60歳を過ぎます」とかいろんな方がいらっしゃることと思います。
一番下の子が生まれたときの自分の年齢が若ければ、子が卒業する年齢も若くなりますし、逆に自分の年齢が高ければ、子が卒業する年齢も高くなります。当たり前の話ですが、ここに、実は老後のお金を準備するための大きなポイントが隠されています。
ほとんどの家庭では、子どもが皆卒業してしまってから、自分たちの老後のことを考え始るのではないでしょうか。老後のためにお金を貯めるのも、子どもが卒業してから、という家庭が多いようです。その理由のひとつとして、学費がかかる間は、老後のことなんか考えられない、ということがあげられます。
子どもの教育費は、小学校から大学を卒業するまで2000万円近くかかるとも言われていますが、このうち1000万円程度は最後の7年間、つまり高校と大学の学費でかかってしまうのです。これでは確かに、老後のために貯金をしておく余裕はないかもしれません。
しかし、子どもが卒業してから準備してはもう遅い、というのが現在おかれている問題になっているのです。
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