マネープラン/独身のうちに考えておきたいマネープラン

早婚と晩婚、どちらがおトク?(4ページ目)

結婚の損得は一概には決められませんが、早い結婚と遅い結婚なら、どちらがトクでしょう?「お金に余裕ができてから結婚」は、実はお金が苦しくなるとしたら?

山崎 俊輔

執筆者:山崎 俊輔

企業年金・401kガイド

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まとめ  晩婚派の対策はある?

早婚派と晩婚派のマネープランについて考えてみましたが、特に意識したいのは今増えている晩婚派です。

特に、晩婚派については結婚初期(できれば結婚前から)のうちから、お金を計画的に貯めることを意識する必要がありそうです。

子どもがまだ生まれていないか小さいうちから、まず学費については貯めておきたいものです。高校と大学で合計1000万円くらいは覚悟する必要がありますが、その半分でも中学までに貯めておければ学費の負担はぐっとラクになります。
もし60歳以降も学費負担が生じることが明らかなのであれば、その分は現役時代に確保しておきたいものです。退職金を学費に回すようなことはできるだけ避けたほうがいいでしょう(退職金はやはり自分たちの老後に回したい)。

また、老後資金準備については、計画的に早め早めから考えておきたいところです。できれば虎の子の口座を作って、学費にも住宅購入資金にも回さず、自分たちの老後のためだけに貯め続ける枠を用意しておくといいでしょう。スタートはできるだけ早く、30歳代には動きたいものです。
仮に年間12万円でもいいので、35歳から貯めることができ、年3%ほど運用益が上がれば446万円の老後資産準備になります。これならなんとか老後の柱が一つ作れるのではないでしょうか。

   ■    ■

 まとめてみると「最初はラク」で「あとあと大変」な晩婚派が計画的準備が必要という答えになりました。団塊ジュニア層など今これから結婚を控えている人には「晩婚派」に入る人が多いのではないでしょうか。何か参考になればと思います。


(こんなコラムも参考に)

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