食費の平均はいくら? 家族の人数別の食費

気になるけど人には聞けない毎月の食費。世帯人数別の平均食費を紹介します。地域や年収別など、食費の平均を別の切り口でも比較していきます。食費の平均を知ることで、あなたの家の食費が多いのか少ないのか、うまく節約できているのかを測る指標にしてください。 
 
目次
(1) 1人暮らしの食費は4万235円。3分の1は外食費!
(2) 2人世帯の食費は6万4439円
(3) 3人以上世帯は?
(4) 平均食費を年収別に比較
(5) 地方ごとに食費の違いはある?
(6) 効率的な節約法
(7) おわりに
 

(1)1人暮らしの食費は4万235円。3分の1は外食費!

まずは1人暮らしの食費から見ていきます。         
食費の平均色々

総務省統計局「家計調査(2020年)」を基に作成



1人暮らし世帯の平均食費は4万235円でした。1日当たり約1500円です。食費の中でも、浪費の原因になりがちな「外食費」は1万828円でした。外食費が食費の3分の1以上を占めています。

2019年の1人世帯の食費は4万4348円(うち外食費は1万6008円)でしたが、2020年は食費が1割、外食費が3割減っています。

次に収入に対する食費の割合は、4万235円÷28万9239円=13.9%でした。表には、外食費の割合やエンゲル係数を載せています。これらの係数を比べるため収入別のグラフにしてみました。
 
食費の平均色々

1人暮らし(単身世帯)の年収別食費・外食費率・エンゲル係数比較
出典:総務省統計局「家計調査(2020年)」を基に作成


このグラフから、「年収が高くなるほど、収入に対する食費の割合は減るが、外食費の割合が増加する」と言えそうです。
 
ここで登場した『エンゲル係数』とは、消費支出に対する食費の割合(=食費÷消費支出)で、生活水準を示す指数のことです。エンゲル係数の値が高いほど生活水準は低いとされています。 
 

(2)2人世帯の食費は?

食費の平均色々

2人暮らし(2人世帯)の可処分所得・平均食費・エンゲル係数・外食費率
出典:総務省統計局「家計調査(2020年)」を基に作成


2人世帯の食費は6万4439円、1日当たりにすると約2200円です。1人暮らしと比べると、食費割合・外食費割合ともに少なく、2019年と比較してもほぼ同じ支出額でした。
 

(3)3人以上世帯の食費は?

3~5人世帯と6人以上世帯の食費をまとめて紹介します。
食費の平均色々

3人~6人以上世帯の可処分所得・平均食費・エンゲル係数・外食費率
出典:総務省統計局「家計調査(2020年)」を基に作成


世帯人数が3人以上になると、手取り収入はほぼ変化がなく(夫婦以外に働き手がいる(3人以上働き手がいる)家族は少数のため)、人数が増えるごとに支出だけが増えていくことになります。世帯人数が増えると食費の割合・エンゲル係数が増えますが、反対に外食が減っています。

 

(4)平均食費を年収別に比較

次のグラフは、1人世帯でもご覧いただいた年収別に比較したグラフです。  
食費の平均色々

2人世帯の年収別に平均食費・エンゲル係数・外食費率を比較
出典:総務省統計局「家計調査(2020年)」を基に作成


2人以上世帯の年収別食費も1人世帯同様、収入が増えると収入に対する食費の割合は減っていくが、食費に占める外食費は高くなっていくことがわかります。でも収入に対する外食費の割合は、ほぼ一定です(一番下の茶色い線)。

 

(5)地方ごとに食費の違いはある?

2人以上、勤労者世帯のデータを使って地方別の食費を比べてみます。
 食費の平均色々

地方別の平均食費、エンゲル係数、外食費率
出典:総務省統計局「家計調査(2020年)」を基に作成


収入に対する食費の割合は、沖縄が19.7%と飛びぬけていて、その他の地方は16%前後でした。食費に占める外食費の割合は、沖縄が12.3%、東北が13.2%とやや低いのですが、その他の地方は15%前後です。2019年は、関東と東海地方でこの割合が20%を超えていたので、コロナ禍で外食が控えられていたことが表れていると思われます。
  

(6)効率的な節約法

最後に食費の節約を効率的に行うおすすめの方法を紹介します。その方法とは、優先順位を決めて節約を始めることです。優先順位の決め方は、項目ごとの支出額を金額の大きい順番に並べて、上位から順に見直すだけです。
 
Excelなど表計算ソフトが使える方は、パレート図(グラフ)を作成するとよいでしょう。2020年家計調査(2人以上世帯・勤労世帯)の食料費で作成したパレート図は次のようになります。
 
食費の品目別支出額パレート図

食費の品目別支出額パレート図


パレート図は、棒グラフ(青・左軸)が支出額、折れ線グラフ(オレンジ・右軸)が構成比率の累積を示しています。パレート図を使うと、どの項目が食費の中で影響力を持っているかがひと目でわかります。 支出の多い順に見直せるところはないかをチェックしていくのです。

上の図は、平均データを使って作成したもので、ご家庭ごとに順位・構成割合は異なるので、各自パレート図を作成してみてください。
 

(7)まとめ

食費の平均と食費節約の優先順位のつけ方を紹介しました。家族構成や世帯の年齢、生活様式、方針などは家庭ごとに異なり、食費の使い方もさまざまですので、平均と見比べるだけでは意味がありません。ぜひご自身で家計の見直しを行ってください。

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