まとめ 協力関係あってこその夫婦!がんばろう!
さて、FP的に「夫が失業!」の困難をどう乗り越えるか、まとめてみました。いくつか参考になればと思います。今、そういうピンチにない人も、もしものときはここにコラムのあることを覚えておいてください。もしかすると、何年か後に役立つかもしれません。ところで、急な失業になる場合、ほとんどのケースで夫は何も悪くないことが多いものです。あるいは倒産の可能性があっても、避けようがなかったケースも考えられます(転職活動をする時間的余裕がなかったなど)。
このとき、夫を妻が責めることはぜひやめてください。ここは、男性FPとして強く、女性の読者の方々にお願いします。筆者も社長とぶつかって、いつ辞めるかわからないことが若い時分にはありましたが、こういうとき、女性に「困る」とか「あなたが悪い」とか「転職先を見つけてからけんかしろ」などと言われるのは辛いものなのです。
むしろ、こういう難局においては「大丈夫!一緒にがんばろう!」と言ってあげてください。夫は、妻のそういう一言を待っています。また、具体的に動いてくれるとさらに助かります(たとえば、ハローワークは夫に行かせて、妻は市役所で年金保険料の免除手続きをする、など)。もちろん、前半で述べたとおり、妻がパートに出てくれると夫の就職活動にも余裕が出てくると思います。もちろん夫にはとても感謝されることでしょう。
急な失業ともなれば、奥様も落ち着かないと思いますが、これは夫のほうも同じで、とても苦しい状況です。むしろ男性のほうが責任感を感じてプレッシャーになっているものです。経済的なところをきちんと確認して、その後は少し明るくふるまってあげるとなお良いと思います。
そして、一番ありがたいのは、今まで専業主婦であっても、妻が働いてくれることです。これを意気に感じて、就職活動に真剣に取り組む男性もいますし、経済的にも妻の収入が重要なポイントになります。
(できれば、再就職後も働き続けてみることをおすすめします)
失業という難局を上手に乗り越えるために何より大切なのは、夫婦の協力だと思います。大変だと思いますが、冷静になって、ふたりでがんばって、ぜひ切り抜けてください!
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