最も青が濃い浴槽は半露天風呂 |
男女別の内湯のほかに貸切湯など各種の浴槽があるが、源泉を入れ始めてからの時間によって青さが違い、時間が経っていないものはほぼ透明であるが妙に明るい湯である。
この綺麗な青色に感動した |
その次は微妙に青くなっており、これを紫色と言うのは難しいであろう。しかし高貴な色で、青に成り立ての湯である。その後青白濁する。御主人に御案内いただき各浴室を見学させていただいたが、一番青く、ほぼ青白濁になっている家族湯に入浴した。
湯口はメタ珪酸の析出物が付いている |
湯の色が非常に個性的なだけでなく、入浴してみるとはっきりとした塩エグ味で一の出温泉と似ている。そして匂いが鉄輪臭と呼んでいる。噴気臭で湯口から漂っている。そして転倒しそうなほどのつるつる感がある。分析表を見てみるとCO3 84.3mgと全国屈指の炭酸イオン含有量であった。つるつるやや強しである。湯は総計1725mgの食塩泉で96.4度の源泉である。
やや白濁したときが一番青い |
宿の建築は派手な感じを一切押えた、正統派和風造りである。民芸調ではなく、書院調である。落ち着いた宿で次回泊まりたいと思った。湯も強力で個性もあり、宿のレベルも良いと思われた。
湯布院温泉 お宿一禅
住所:大分県大分郡湯布院町大字川上1209-1
TEL:0977-85-2357
料金:500円
13時~20時
*九州特集*