万翠楼の1階客室 |
万翠楼1階の部屋が圧巻である。格天井の中の1つ1つに違った絵が書かれている。また2階の窓は縦長の洋風で鋳物の洋風手摺のシルエットが美しい。
凝った障子の意匠 |
素晴らしい障子の組子 |
天井には全て違う絵が書いてある |
庭側の欄間の窓もアーチ型で天井も曲面天井という凝り様である。また各室の書院障子の意匠が繊細である。明治初年築ではかなり高価であったろう。
万翠楼2階の手摺は洋風 |
温泉は独自自噴源泉を所有しており、横穴式の源泉より湧出している。湯気抜きのある風格ある鉄扉を開けて洞窟に入ると奥行きは深く、多岐に分岐している。内部はサウナ状態である。いくつかの湧出口があるそうであるが、そのうち1つを見学することができた。湯は清澄なアルカリ性単純泉で41.9度総計548mgのものである。
横穴式自噴源泉 |
男湯の円形大浴槽 |
しっとりとした泉質ですべすべやつるつるまでには至っていない。浴室は円形の大きな内湯がありモザイクタイルの床と大理石の浴槽がに弱く加熱掛け流しにされていた。
女湯用の扇型浴槽 |
ちいさな露天風呂も付いているがこの大きな丸い内湯が良い。透明、無味、無臭であるが仄かな湯の香を感じる時もあった。
男湯の露天風呂 |
※この記事に書かれている情報は2005年1月時点のものです。ご利用の際には最新情報をご確認ください。
*箱根周辺*