温泉/関西の温泉

犬鳴山温泉と松原天然温泉 大阪府の名湯(2ページ目)

南河内の和歌山県境に近い犬鳴山温泉は弱い硫黄分を含む重曹泉でつるつるの感触が強く素晴らしい。また大阪市に近い松原天然温泉は濃い食塩泉を掛け流しにしている。

執筆者:郡司 勇



松原天然温泉  YOU、ゆー

松原天然温泉の外観
スーパー銭湯のような外観

掛け流し+循環 強食塩泉 総計31330mg 内湯少オーバーフロー 露天風呂半循環、掛け流しに近い 濃厚な湯 ここで4000湯達成

高速道路に乗り大阪市内に向った。途中にある松原市のインター近くに出来た温泉センター。多種浴槽やサウナもある大きな施設で、たいへん広い駐車場であるが一杯である。駐車位置を探すのに時間がかかった。温泉は総計31330mgという濃厚なもので、52.5度の立派な土類強食塩泉(NaCa―Cl)である。湧出量も毎分283リットルあり充分な量である。エントランス横には源泉が流されており、触れることができる。ちょっと舐めてみたが強い塩辛味である、赤い析出物も溜まっており期待した。

赤い湯の露天風呂 
濃い塩味の温泉
赤褐色の湯


内湯と露天風呂が有馬温泉のような赤い湯で、源泉浴槽である。内湯は少オーバーフローで循環であるが、露天風呂はほぼ掛け流しに近いオーバーフローであった。湯口には源泉と循環湯の2本が溢れるように湧出されていた。その量がほぼ同じであったので、半循環とでも言える。内湯のほかの浴槽には白銀の湯と称して鉄分のみを濾過したものがある。透明ながら塩味で無臭になっていた。しかし源泉浴槽の湯の存在感は大きい。赤茶色に濁り、強い塩辛味、少金気臭と記録した。成分的にはNa 6256 Ca 4304 Mg 518.5mg Fe 11.9mgと鉄及び土類金属が多く良好な源泉である。

源泉と加熱湯と両方出ている
源泉と加熱湯と両方出ている






※この記事に書かれている情報は2004年4月時点のものです。ご利用の際には最新情報をご確認ください。


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