台北/台北の中国茶・茶芸館

禅風茶趣/台北のレストラン(2ページ目)

最近、台湾では『素材』にこだわった食がブーム。そこで今回は、素材と室内空間にこだわったレストラン『禅風茶趣』を徹底取材! 身体もハートも大満足の創作中華料理のコースに舌鼓を打ってみませんか?

保谷 早優怜

執筆者:保谷 早優怜

台湾ガイド

まさに『口福!』新しい味との出会い

季節のサラダ
旬の素材を生かした『季節のサラダ』。上にかかったソースが美味。
ここでぜひ食べていただきたいのが、お茶を料理に用いるという茶葉料理のコース『茶禅套餐(チャーチャン タオツァン)』です。茶葉料理と言っても、料理そのものはお茶の味がほとんどしません。その上油っぽくなく、最後までさっぱりといただけます。

内容はワイングラスでいただく食前茶、季節のサラダ、海老の龍井茶炒め、鉄観音の花から作られた花酢、メインの肉料理(2種から選択)、魚料理、季節のスープ、松の実とごぼうのご飯、上品な甘さの中華菓子、そして高山烏龍茶です。どれも素材そのものの味を生かしつつ、丁寧に料理されたものばかりです。

2種類から選べるメイン料理のうち、黄さんのおすすめは雲南紅茶のスペアリブ。豚のスペアリブを雲南紅茶と鶏ガラ、なつめ等で6時間から10時間じっくり煮込み、その後、燻製にします。スペアリブと聞くと骨があって食べにくそうな気がしますが、こちらはそんなことはありません。身離れがよく、お肉が柔らかくて、そして美味しいのです。これだけ楽しめて580元(約2,030円)は、とってもお値打ちです。

茶で始まり、茶で終わる食事

禅風茶趣
蓋つきの茶碗で淹れられた上質の高山烏龍茶が嬉しい。
黄さんは茶藝館『竹里館』のオーナーでもあります。本格的な作法で中国茶を楽しむ時間がない現代人に、もっと手軽に、美味しいお茶を飲んでもらいたいという思いから、グラスでサーブしてお茶の葉の形を目で楽しめる食前茶と、蓋のついたお茶碗にじかに茶葉をいれ、この器からお茶をそっとすすって飲む食後のすすり茶の2種類を、1つのコースの中でお出しするスタイルにしました。茶藝館の系列店ですので、お茶の味は保障つきです。

疲れた心と身体に美味しいご褒美をあげたくなったら、ぜひこちらのお店へどうぞ。素材の恵みを心ゆくまでご堪能ください。

禅風茶趣
慶泰飯店の隣から入り、ビルの2階にあります。
<DATA>
■禅風茶趣(チャンフォンチャーチュィ)
所在地:台北市松江路182號2樓
アクセス:最寄り駅 MRT民権西路駅。駅からは遠いのでタクシーが便利
TEL:02-2567-8977
営業時間:10:00~22:00(14:00~17:00まではクローズ)
定休日:日曜、旧正月の3日間(旧正月の大晦日、1日、2日)
MENU:コース料理のみ。蔬食套餐(台湾精進料理)450元(約1,575円)、小茶宴(小茶の宴) 4人前2,000元(約7,000円)、中茶宴(中茶の宴) 6人前3,000元(約10,500円)、台湾ビール 100元(約350円)など。月~金の11:00~14:00まで、ビジネスランチ380元(約1,330円)もあります。日本語メニューあり。サービス料10%。
地図
最寄りのオススメ観光スポット:「行天宮(シンティエンゴン)」

※1元=3.5円で計算しています(2008.7)
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