台湾/台湾の観光

映画みたいな旅がしたい!『闘茶』を巡る旅(5ページ目)

7月から公開中の映画『闘茶』の雰囲気が味わえる旅に出かけてみませんか? 『闘茶』は京都と台湾を舞台とした、茶に心を奪われた人々とお茶の物話。台湾のお茶である東方美人や高山茶が香る様な旅をご提案します。

保谷 早優怜

執筆者:保谷 早優怜

台湾ガイド

この時間のためだけに台湾へ。緑の中のティータイム

楊の茶藝館
ヤンが最後に茶藝館を開いた店。©2008 TEA FIGHT FILM ASSOCIATION
『縁續縁景観茶坊(ユェンシーユェン ジングァンチャーファン)』の室内には鯉がゆうゆうと泳ぐ池があります。その池にある飛び石を渡っていくと、映画に出てきた大きな観音像が置かれ、その周りを囲むように個室が並んでいます。夏でも心地良い風が入ってくるので、熱いお茶を飲んでも不思議と暑さを感じません。

お茶の時間
窓からの眺めも素敵。他に屋外のテーブル席もあります。
一つ一つの個室の入り口には白いカーテンがかけられ、風の流れを妨げることなくプライベートな空間を確保します。まさに茶藝館の理想の形とも言える、贅沢な空間です。数人で行き、お喋りに花を咲かせるのにはぴったりの場所。もちろん、1人で訪れて、のんびり寛ぐのにもうってつけです。

お茶の時間
時の経つのも忘れそう。
ここは、とても居心地のいい茶藝館。きっと映画の中で楊(ヤン)が開いたという茶藝館も、こうして現地の人々に愛される憩いの場所となったに違いありません。

『闘茶』の世界を肌で感じる旅に、あなたも出かけてみませんか。映画『闘茶』を観てから行くのもいいと思いますし、先にここを訪れてから映画を観るのもまた良さそう。映画の1シーンのような、そんな時間を台湾でお過ごしください。

茶藝館の中央
映画にも出てくる観音像。後ろの白いカーテンの中が個室になっています。
<DATA>
■縁續縁景観茶坊(ユェンシーユェン ジングァンチャーファン)
  • 所在地:台北市指南路三段38巷16-2號2樓(最寄り駅 猫空ゴンドラ 猫空駅)
  • TEL:(02)2936-7089
  • 営業時間:10:00~21:00
  • 休日:月曜日(ゴンドラも休業のため)
  • 地図はここをクリックして、『台北市指南路三段38巷16-2號』をコピー&ペーストしてご覧下さい。
  • 茶葉代:烏龍茶350元(約1,225円)、四季春茶300元(1,050円)など。お茶菓子:一皿100元~(約350円~)お湯(茶水)代 平日:屋内1人120元(約420円)・屋外1人100元(約350円)お湯(茶水)代 夜間及び祝祭日:屋内1人150元(約525円)・屋外1人120元(約420円) 
  • オーダー方法は台湾スタイル。茶葉は皆で1缶購入して、1人1人のお湯代を別に支払います。例えば日曜日に友達4人で来て烏龍茶をオーダーした場合は、茶葉代が350元、お湯代が4人で600元ですから合計で950元(約3,325円)で、1人当たり約830円ほど。しかし1人で行った場合は、茶葉が350元+お湯代150元で計500元(約1,750円)ですので、1人で行くと割高になります。ですが茶葉は75g入りですので(急須1杯で大体5g使用)、残った茶葉やお菓子は持ち帰ることが出来ます。
※ 1元=3.5円で計算しています(2008.7)
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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