台湾旅行で賢く両替するワザ!
台湾で両替するか日本で両替するか……さてどっちを選ぶ?
<目次>
台湾元は日本と台湾、どちらで両替する方がレートが良い?
空港の銀行はどこもレートが同じだが、営業時間は異なる
成田国際空港にある複数の銀行(出国審査より手前と向こう側)をまわって1万円分を両替し、同じ日に台湾の銀行でも同額を両替した結果、台湾で両替する方が明らかにレートが良いことが分かりました。空港の銀行はレートにあらかじめ手数料を組み込んであり、各銀行の両替額にもばらつきがありました。
台湾の空港にある銀行は、両替に慣れていてかなりスピーディー。混んでしまうと隣の銀行に並ばれてしまうからか、並んだとしても3人程度ですぐに順番が回ってくるので大丈夫。
おすすめは入国審査の手前にある銀行で両替せず、税関通過後、出口ドア手前にある銀行で両替するほうが流れとしてはスムーズ。左右それぞれに別の銀行がありますが、レートとはどちらも同じです。手数料は1回30台湾元(約103円)で、これも空港内の銀行ならばどこも同額です。
いくらぐらい両替すればいいの?
最後に細かく両替できるように、千円札を多めに残しておくのがコツ
また、タクシーの初乗りは70台湾元(約241円)と一見安そうですが、これをひとり旅で払い続けていると結構な出費に。タクシーの支払いはクレジットカードが使えず、ヨウヨウカーか現金かという選択肢になっています。
なので女性ひとり旅でしたら、大きな買い物や高価な食事はカードで支払うとしても、1日5000円の予算では少々厳しいというのが正直な感想です。
ご参考までに、私はひとり旅では宿泊数×1万で両替しています。最終日の前夜に空港までの交通費やお茶、お昼代を取り分けておき、残りの現金でスーパーマーケットへ出かけて使い切ったり、ヨウヨウカーにチャージしておくというスタイルです。数人で行くならいろいろシェアができるので、もっと安く済みます。
ヨウヨウカーについては>>>台北のMRTをご覧ください。
お茶屋さんがやっている両替所は本当にお得なのか?
お店ではお茶の試飲もOK。両替のみでも対応してくれます
昇祥茶行の両替は手数料がかかりません。またレートとしては一般的な銀行のレートと同じです。なので
- その近くを観光で立ち寄る予定があるならばお得。
- お茶購入と両替を一緒に楽しむならば便利な手段。
- 短い滞在期間のなかで両替のためだけに駅からわざわざ歩いたり、タクシーに乗るくらいなら、初日に空港でまとめて両替しておいたほうが、時間的も費用的にもお得。
昇祥茶行はMRT中山駅から徒歩10分くらいかかります。10分といえば、慣れた人なら歩ける距離ですが、夏の炎天下ならばタクシーに乗りたい距離ではないでしょうか。タクシーは初乗り運賃が70台湾元。往復すれば140台湾元と、両替手数料30台湾元の4倍以上。駅から歩くにしても、その中山駅まで行くのにMRTを使えば往復で36台湾元~はかかります。
なので、手持ちの現金で足りるかどうか不安になりがちな旅の後半にこの辺りを散策するプランを組んでおけば万全です。付近のグルメなら、鶏家荘や京鼎樓がおすすめです。
土日も開いていますし、お茶も美味しい。夜も遅い時間まで対応してくれますので手持ちの現金がなくなった時には安心かつ便利。このお茶屋さんは覚えておくと、いざというときにきっと役立ちます!
<DATA>
■昇祥茶行 (シェンシャンチャーハン)
住所:台北市長春路52號(Googleマップ)
TEL:(02)2542-7205
営業時間:9:30~23:00
定休日:年中無休
付近のおすすめグルメ:鶏家荘(Googleマップ)/京鼎樓(Googleマップ) など
ホテルでの両替
ホテルならどこでも両替できるというわけではなく、小さなホテルでは両替を扱っていません。またホテルの多くがそのホテルの宿泊客を対象に両替を行っているので、たまたま通りかかったホテルで両替を、というわけにはいきません。また、ホテルの両替はレートが悪いので、なるべく空港で両替を済ませておくことをおすすめします。
ATMでキャッシングというかたちで現金を引き出す方法
VISAカードとJCBカードがあると安心
台湾ではVISAやMASTERといったカードが主流です。しかし観光で人気のレストランや足つぼマッサージ、お土産店ではJCBが使えるところが結構あります。
そして、ATMでキャッシングという方法で現金を引き出す方法についてですが、ありかなしか、でいえばありだと思います。私も以前、最終日の士林夜市で現金が足りなくなり、駅近くのATMで1000台湾元ほどキャッシングしたことがあります。
手数料は1回につきかかるので、少額だと手数料がかえって高くつくことも。コンビニのATMで少額をキャッシングしたら手数料が100台湾元(約345円)かかってびっくりしたこともありました。コンビニだと手数料が高く、銀行でしたら50台湾元(約172円)です。
大体の目安ですが2万円以上両替するのであれば、手数料や利息を加えると空港の両替所よりもすこしレートがいい場合もあります。ただし多額の現金をキャッシングするのに抵抗があるのは、私だけではないのでは? 考え方は人それぞれですが、私は非常用手段として見ています。
ATMに表示される言語は英語または中国語なので、それもまたハードルが高い部分と言えます。
また、クレジット機能として使う場合、VISAとJCBカードはカード利用特典で○○%オフ、という優待サービスが受けられるお店も少なくありません。お茶などを大量に買うと、10パーセントオフという数字がなかなか良い値段になることもありますので、VISA、MASTER、JCBカードを持っている人はお財布に入れておきましょう。
街の銀行や郵便局で両替すると手数料がかからない?
手数料ゼロにひかれて滞在時間を削る……なんてことにならぬよう!
- 手数料がまったくかからないところもあれば、1回につき100台湾元かかる銀行もある。
- 銀行の両替は午後15時までと、意外と短い。
- 銀行に入っても2階に案内されたり、混んでいるとなかなか順番が回ってこないばかりか、銀行側が慣れていないために時間がかかることがある。
外貨を自宅やオフィスまで宅配してもらうサービス
出張などであわただしく、出発前、空港でさえも両替の時間がない人など、事前に台湾元を手に入れたい人に便利なのが外貨宅配です。この方法なら円高の時に、とりあえずまとめて両替しておくという使い方もできます。インターネットで申し込むことが出来て、最短で翌日午後までに自宅やオフィスに届くので便利です。
<外貨宅配サービスを行っている会社>
インターネットで受付可能。10万円以上の申し込みで送料が無料になります。
為替レートが検索できるサイト
現在の為替レートを調べるには、こちらのサイトが便利です。
台湾ドル→日本円、日本円→台湾ドルの換算ができます。
日付指定でレート換算できるサイト。以前旅行した時のレートを調べたい時に便利です。
街の銀行でレートをチェックしたり、手数料が無料の銀行を調べるサイト
街の銀行でレートをチェックしたり、手数料が無料の銀行を調べるサイト
以上、台湾の両替についてお伝えしました!
※1台湾元=3.45円で計算しています(2019.9)
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