香港の長い夜はレトロモダンなバーで！(2ページ目)

人気のダイニングは予約必須！
旅行者ならまずはバー利用がオススメ

赤と茶で統一された店内のインテリア。キャンドルの灯りがムードを盛り上げてくれそう

オーナーは、家具のデザインも手がけるネルソン・シュウさん。鳥かごのシャンデリアやイスなどは、彼のデザインによるものです。

「最初は家具屋にするつもりだったんだけど、弟がフードプロデューサーで、『どうせなら、家具と食を混在させた店にしよう』ということになって、この店をオープンさせたんだ」とネルソンさん。

セットメニューは、写真のようなオリジナル料理、伝統的な中国料理の組み合わせ。利用する場合は、早めに予約を！

ダイニングはプライベートキッチンのような形態で、予約者のみ利用できます。料理は伝統的な中国料理とオリジナル料理のセットメニューで、HK$268、HK$338、HK$558の３種類。シェフは、日本でも３年間修行を積んだ経歴の持ち主です。これがなかなかの人気で、２週間前には電話をしないと予約を取れないほど。

また、HK$68のランチもあり、こちらも早めの予約が必要です。とはいえ、観光で訪れる旅行客の場合は予定が組みづらいこともあるでしょう。まず手始めに、バーとして利用してみることをオススメします。

香港ならではの紹興酒カクテル
ネーミングにも注目してみて！

バーで注目したいのはカクテル。とくに中国の紹興酒を使ったカクテルが豊富に揃っています。「千里馬」という名のチャイニーズ・マルガリータや、「降龍伏虎」という名のウォッカライム、ローズリキュールの「紅衛兵」やロゼワインのカクテルなど、想像力をかきたてられる名前がずらり。ネーミングの由来を楽しみながら味わうのも一興です（HK$68～）。

『アルコーブ』のカクテルメニューは、日本では珍しい、紹興酒を使ったラインナップが充実

ジャスミン、ジンジャー、ロンガン、ローズなど５つのゼリーがセットになった「スノークリスタル」HK$38

ディナーやランチは基本的に予約が必要ですが、夜は席さえ空いていれば、バーとしての利用が可能。簡単なスナックやアラカルトならオーダーもできます。バーとして利用するなら、夜10時以降に行くと良いでしょう。

この店のコンセプトについて、「中国の文化が好きだし、モダンなものも好き。好きなものをミックスさせてフュージョンしてみたんだ」と話すネルソンさん。香港らしい、トラディショナルとモダンをミックスさせたこの店に行けば、日本を忘れて香港の空気にどっぷり浸れることうけあい。夕食の後は、ぜひ『アルコーブ』を訪れてみてはいかが？


※HK$ 1＝15.46円（2007年1月18日現在）


『アルコーブ』（洞天　ALCOVE）
アクセス：地下鉄セントラル駅から徒歩10分[MAP]
住所：G/F., 55 Peel St., Central
営業時間：12：00～翌2：00　無休
TEL：852-2975-9788

『アルコーブ』のアクセスMAPはこちら！＞＞

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