なんとも言えない不思議な感覚が、
自分の中の何かを変える?!
イルカがどんどんと私達のそばに…
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正直なことを言うと「こんなことで本当にイルカがやってくるのだろうか?」と、半信半疑で見守っていたのですが、ドルフィン・ボーイが泳ぎだして間もなく、船から少し離れて泳いでいたイルカ達がくるりと向きを変えて近づいてきたのです。
どんどんと船とイルカとの距離が狭まり、本当に手が届きそうなほど近くにイルカ達がやってきた時、私達もガイドの先導で海へ入りました。
海の中を魚のように自由自在に泳ぐドルフィン・ボーイの周りを楽しそうにくるくると泳ぐイルカ達。その様子を近くで泳ぎながら見ている私達のすぐそばまでイルカがやってきます。
私達人間は、イルカ達の優雅な泳ぎに翻弄されるように、ただただ海を漂っているだけ。そう、ちょうど人間がイルカに遊んでもらっている、という感じでしょうか。
青い海に差し込む太陽の光がキラキラと輝き、流線型をしたイルカの背中に反射している様は、現実のこととは思えないほど幻想的な光景です。
こんな感じで繋がって泳ぎます
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海水がゆらめき、聞こえてくるのは水の音とキューイ、キューイ、キリキリキリというイルカの甲高い鳴き声。これが俗に言われる超音波なのでしょうか?なんだか耳で聞いているというよりは、脳に直接伝わってくるような音です。
そんな半ば一方的とも思えるイルカとのコミュニケーションがしばらく続き、彼らが人間と戯れるのに飽きて去っていった後、夢の中を漂っているような不思議な感覚が残っていたのでした。
この体験の後、なんだかとてもすっきりした感じがしていたのは、私だけではなく、参加した人誰もが持った感覚ではないかと、ふと皆の清々しい表情をみて思ったほどです。
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