ウルル観光の極意[Q&A]
昨年春に撮影したワイルド・フラワー |
Q. 行き時はいつ頃?
A. 『季節のおすすめスポット』でも書いていますが、ガイド・平野のイチ押しの時期は、ズバリ“春”(=日本の秋)!
赤茶けて乾燥した大地に、短い一瞬(ひととき)だけ咲き誇る、かわいらしい花々=ワイルド・フラワーを見ることができるから。「こんなところに咲いているのが不思議…」と思うくらい荒涼とした風景の中に、ひっそりと咲く可憐な花々は、まさに感動もの!
第二におすすめなのは、“秋”。冬場は多少天候が不順なのと、昼夜の寒暖がかなり激しいので、体調を崩しやすい。そして、夏場は、日中かなりの高温(40℃を超えることも)と名物(?)のハエが大量発生し、かな~り不快…。その時期ほとんど雨が降らないので、人間の水分を求めて、ハエが大量にまとわりついてきます!
ウルル=ハエという人は、ほとんど夏場に行ってしまっているはず…。 春や秋なら、あまり気にならない♪(…というか人間にはそんなに寄ってきません)
Q. 写真を撮っちゃいけないってホント?
A. アボリジニの人々は、この聖地であるウルル-カタジュタ地区において、観光客が写真を撮ることもよく思っていません。それは、“聖地”についての項でも書きましたが「女性しか立ち入らない場所やその反対に男性のみが立ち入れる場所などもキチンと決められている」ので、関係のない人の目に触れてはいけない(つまり、女性しか立ち入らない場所が男性の目に触れるなど)…ということもあるとか。
実際、現在ウルル-カタジュタ国立公園では、撮影に関して厳しく規制しており、勝手に写真を撮ったり、ビデオ等での撮影はできなくなっています。個人ユース(現像してアルバムに残すとか、個人PCで見たりする程度)は問題ありませんが、公(おおやけ)に公開されるものは許可が必要。詳細はこちらを参照のこと。
アボリジニの知恵を学ぶツアー |
Q. 登らないとしたら、何をしたらいい?
A. ウルルには、ぐるっとウルルの周りを一周できる『サーキット・ウォーク』と、その一部だけを歩く『マラ・ウォーク』と呼ばれるトレイル(歩道)があるので、そこを歩いてみてはいかが?途中に現れる泉や洞穴を見ながら歩いていると、洞穴内部には彼らが描いた壁画なども残され、実際にこのウルルで生活してきた様子が伝わってきてとても興味深いものがあります。
また、エアーズロック・リゾート内には、いくつかの展望所があり、ウルルとカタジュタをちょっと離れた所から眺められるので、散歩がてら行ってみるのもおすすめ。あと、もし時間がある人は、アボリジニ・アナング族の人達が、彼らが先祖から受け継いできた知恵を教えながらウルル周辺を歩くツアーを催行しているので、参加してみるのもおすすめです。
そして、夜はもちろん!満天の星の下でいただくロマンチックなディナーと南半球の“満天の星空”観察でキマリ!…ですね。
●アナング・ツアーズ(英語)
Q. とにかく安くウルル観光をするには?
A. ウルルには、エアーズロック・リゾートというひとつの村状の場所に宿泊施設が集められていて、そこにしか宿泊できないので、他のオーストラリアの地区から比べるとどうしても高い…のが実情。ゴージャスに行きたいなら5ツ星ホテル等も完備していますが、安く!となると結構難しい場所…。そこで、アウトドア派なら、キャンプ・グラウンドがおすすめ!自分でテントを持ち込めば、一人$13~。テント無しでもOKなキャビンなら、家族連れにもおすすめです。詳細はリンク先で。
また1人で旅するバックパッカーには、「アウトバック・パイオニア・ホテル」のドミトリー(バス・トイレ共同の相部屋)があります。
Q. ウルル周辺の気候や服装は?
A. ウルルのあるオーストラリア中央部は、完全な砂漠地帯。なので、昼夜の寒暖が激しいところです。夏場は上でも書いたように、日中グンと気温が上がり、夜は涼しくなるので、薄手のカーディガンなどもあると便利。問題なのは、冬。冬場の気候や服装については、こちらを参考に。
【関連サイト】
▼エアーズロック(ウルル)
ウルル=エアーズロック完璧ガイド・メニュー |
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■ウルル=エアーズロックに登るということ …「ウルルに登らないでください」という掲示板が問いかけること ■アボリジニの聖地としてのウルル …なぜ聖地なの?を考えてみる |
■なぜ、"エアーズロック"だったり"ウルル"だったりするの? …それは勝手につけた人がいるから!? ■世界遺産としてのウルル-カタジュタ国立公園 …世界でたった24カ所しかない複合遺産のひとつ |
■ウルル観光の極意[Q&A] Q. 行き時はいつ頃? Q. 写真を撮っちゃいけないってホント? Q. 登らないとしたら、何をしたらいい? Q. とにかく安くウルル観光をするには? Q. ウルル周辺の気候や服装は? |