月への階段、その決定的瞬間!
写真提供:西オーストラリア政府観光局 |
写真に収めるのが難しい「月への階段」。 そこで、観光局さんの方でお借りした、もっとも“階段らしく見える” 写真はコレ→
なかなかいい写真はないし、実際見た時の感動は、写真では全然伝わらないと思う…。
「月への階段」を見るのに最も適しているのは、8月~9月。
ブルーム周辺は夏(日本の冬=11月~2月頃まで)、気温が40℃近くまで上がる蒸し暑い雨季に当たる。従って、その雨季の影響を受けやすい3月や10月よりも、比較的ドライで天気も安定している冬場の方がおすすめなのだ!(とはいえ、お天気のことなので絶対とはいえないのだけど…)
「月への階段」が現れる原因はハッキリと解明されたわけではないが、海底の隆起の具合と潮の干満など、自然の要素が複雑に絡み合って、このような神秘的な現象を引き起こすと考えられている。
近年この「月への階段」を見るために、世界各国から見物客が訪れるようになってきており、タウン・ビーチには、お土産に最適なクラフトや食べ物を売る“ステアケース(階段)・マーケット”=夜店も開かれて、一種のお祭りのようになってきているほど。
まだ知られざるブルームの魅力
ブルームのケーブル・ビーチでは
キャメル・トレックも楽しめる! |
また、このブルーム近郊には22キロにも及ぶ砂浜を持つオーストラリア有数の素晴らしいビーチ“ケーブル・ビーチ”があり、リゾート・ホテルなども立ち始めていて、都会の喧騒を逃れてのんびりしたいという欧米人達の隠れ家的な旅行先として人気が高まっている。
ケーブル・ビーチでは名物のラクダに乗って周辺散策をする“キャメル・トレック”も楽しめ、なかなかの人気。実はラクダは中東から運び込んだものが、この辺り=オーストラリアのアウトバックで野生化してしまっている…という、ちょっと困った現象も起こっているのだけれど。
また町は、かつて栄えた真珠養殖も活気を取り戻しつつあり、自然がたっぷりと残ったこの辺りは、これからもっと脚光を浴びそうな気配だ。
●便利な「月への階段・カレンダー」と「とっておきのビューポイント情報」、「ブルームへの行き方」は次のページで。