~Amore Criminale 恋愛犯罪 愛が殺意に変わるとき~

photo by SAWA pasqua
情熱さの裏返しには、嫉妬や独占欲が渦巻く…
「秋葉原で無差別殺人」や「隣の女性をバラバラにしてトイレに流す」などといった無差別的猟奇殺人のニュースはイタリアではあまり聞きませんが、恋愛がらみの殺人事件!これは、よく聞く話です。

最近は、日本でも日頃の暴力に耐えかねて妻が夫をバラバラに。などと恐ろしいニュースも多発しているようですが、イタリアでは「夫(彼)が、妻(彼女)を嫉妬に駆られて殺人」。このパターンがありがちな事件簿。

イタリア人女性の嫉妬深さは映画「マレーナ」なんかでも垣間見ることが出来ますが、イタリア人男性も相当なもの?「俺ってジェローゾ(嫉妬深いんだ)」と自分で認識してる男性も、実は、結構いるようで…。

【役に立つイタリア恋愛語講座 1】
●ジェローゾGeloso=嫉妬・ジェラシーの意味。女性の場合は「ジェローザGelosa」になります。

イタリア国営放送局RAI3では、「Amore Criminale(恋愛犯罪)」という番組を毎週放映していました。実際に夫(彼)から受けた暴力・殺害事件をドキュメンタリータッチで紹介する番組で、身近な「よくある」実話だけに、かなりゾゾゾ…。

では、早速、放送されたストーリーの一例をご紹介しましょう!

番組で紹介された恐怖の実例1

<アドリアーナの場合>
アドリアーナ(19)はインターネットで、プログラマーをしている男性ミケーレ(26)と知り合った。二人はたちまち恋に落ち、一緒に住むことに。幸せ一杯の日々を過ごしていたある日、アドリアーナの妊娠が発覚する。ミケーレに報告すると、とても喜んでくれた・・・しかし、それもつかの間。ミケーレの頭の中にある考えが浮かんだのだ。

「自分の子供ではないかもしれない」。

妊娠がわかり喜び合った二人だったが、よく翌日、ミケーレの幻想はふくらみにふくらんで…。幻想的疑惑をかけられたアドリアーナ。口論から、やがて大喧嘩に発展し…。興奮がピークに達したミケーレは包丁を取り出し、アドリアーナを刺すに至った。彼女の下腹部を何度も何度も。アドリアーナは妊娠が発覚したばかりの赤ちゃんと共に、赤ちゃんの父親であるミケーレに殺されてしまったのだった。


※一度妄想に取り付かれた独占欲の強い男ってコワいですね…。

【役に立つイタリア恋愛語講座 2】
●ポッセッシーヴォPossessivo=独占欲の強い。の意味。イタリア人男性を表現するのによく使われる言葉のひとつ。

次ページでは、オトコの身勝手そのものの事件をご紹介。
恋愛犯罪 愛が殺意に変わるとき 実例2・3