イタリアの夏、6月・7月・8月を楽しむために
イタリアの夏は6月からスタート?!学校は6月上旬から夏休みが始まると、一気に夏の気分が高まります。ちなみに夏休みは9月中旬まで。約3ヶ月も続く夏休み、羨ましい限りですがその話はおいといて…夏のイタリアの過ごし方をご紹介します。例年では5月頃から夏気分は高まり、ここ数年は6月が最も暑く、8月中旬には秋の気配。少し季節が早まっている感がありますが、今年2019年は気温が上がらず”珍しい寒い5月”となっています。
このまま気温低めの夏となるか、急に気温が上がり灼熱の夏となるか。巷では、さまざまな声が飛び交っていますが、基本的なイタリアの夏の過ごし方を知っておきたいところ。夏のイタリアをより楽しむために、準備万全で出かけましょう!
<目次>
イタリアの夏の気候を快適に過ごすコツ
いつもは夏の陽気の5月のはずが、ちょっぴり寒かったりして、世界的に異常気象ムード。例年でも、6月から全国的に30度を越す真夏日が続いたり、南イタリアより北イタリアの方が暑い?!なんてこともあります。カラカラに晴れる地中海の夏をイメージしていたら、やけに蒸すことも。健康で快適な旅は、何はともあれ現地の情報チェックから始めましょう。
【参考】
まずは出かける前の準備は天気予報のチェックから。おすすめの天気予報サイトはこちら。
旅の洋服計画に重要!イタリアの今日のお天気
地中海の太陽は強烈!太陽ケアを怠りなく
そうはいっても真夏のイタリアの太陽は力強く、体力を消耗します。体力に自信のない方や太陽を浴びるのに慣れていない方は、特に注意が必要です。- 最も気温の高くなる15時前後は、なるべく室内で過ごそう
たまに訪れる超真夏日。気温が35~40度(!)にもなると、この時間の外歩きは…危険。美術館など室内の冷房が効いたところや、ホテルで食後のひと休みにあてるなど、スケジュールを調整しましょう。
- 昼と夜の気温の差が激しい!服装にも注意が必要
- 日焼け止め、サングラス、帽子は必須アイテム!
また、日焼けしたい人は別にして、美肌自慢の方は日焼け止めをお忘れなく!遺跡観光など、特に外歩きが続くときは、つばの広い帽子もあると便利です。頭を守るのはもちろんんですが、顔まわりが日陰になるだけで、だいぶ気分が楽にになります。
- 水分補給は「生きるため」に必要です!!
バールやスーパー、観光地では500mlのペットボトル入りの水が0.5~2ユーロ程度で気軽に購入できます。気づいたときに買って、常に持ち歩くようにしましょう。
水分といってもアルコール類はダメ!バカンス中の昼間のビール……ほど美味しいものはないですが、酔って太陽に当たると気分が悪くなってしまうこともあります。ランチ後の予定によって、飲む量を調整してください。
イタリアの夏を過ごしやすいファッション
地中海の太陽が輝く夏のイタリアでは、どこでも冷房が効いている日本からは想像もできない服装がベスト!だったりもします。真夏のイタリアの現地服装事情がこちら。- Tシャツでも暑がりな人にはツライかも!?
現地イタリア人は「ここは海ではありませんよ!」と注意したくなるほどリラックスした格好をしています。キャミソールに薄手のパンツ、足元はサンダル(ビーチサンダルの外国人もいっぱい)。妊婦だってヘソ出し、アラフィフでもミニスカート。涼しく過ごせることが最も重要です(ただし訪問地による)。
とはいえ、露出過多の格好が苦手な人や嫌いな人は、麻やコットンなど涼しげ素材で涼感お洒落を楽しんで。また、遺跡めぐりなど、長時間直射日光にさらされるような場合には、むしろ肌を覆う格好の方が影を作って涼しく、乾燥も防いで身体に優しいものです。イメージは、ラクダを連れたエジプト人。ピッタリとしたものは避け、軽い素材のゆったりしたデザインがオススメです。
- ストッキングは暑そうで見ている方がツライです(イタリア人談)
男性もサンダル利用者多数。現地調達してイタリア製の革サンダルを入手しても良いかもしれません。美術館やレストランでは、涼しげな靴に麻素材のパンツにシャツ。なんて、カジュアルにまとめるとステキです。
- 昼と夜でイメージを変えて「遊ぶ」。自分を楽しく演出しよう
女性なら軽やかなワンピース、昼間は暑くてできないアクセサリーで演出したり、男性ならTシャツをキチンとしたシャツに変えたり。トラットリアやカジュアルなレストランでも昼間の格好のままよりもちょっとだけシックにすれば、それだけでディナー気分が盛り上がるものです(そうやって人生を楽しむんですね、イタリア人は)。
それなりに涼しくなる夜は、お洒落をするチャンス!ともいえます。旅の間に一度は行きたい、ちょっと気取ったリストランテでは、完璧にドレスアップして。少々派手かな?と思っても、お派手なマダムたちに紛れれば、それでも足りないくらい!いつか着たかったあの服を着て、イタリアの真夏の夜を楽しんでください。
8月お盆時期は街中のお店がお休みになる?
お天気チェックや服装も旅の準備には大切ですが、夏のイタリアではもうひとつ。お休み情報チェックも欠かせません。- 8月中いっぱいお休みになるお店も本当にありますが、最近は開いてるお店も増えています
そんな夏のイタリアらしい習慣を続行する店もある一方、ツーリスト向けのショップやレストランは真夏も無休で営業するケースも増えてきていますが、一応、向かう前にお休みチェックはしたいところです。
- 8月15日を挟む週が、最も休み度が高い
《巷で聞く夏休みパターン2019年版》
8月10~18日 高濃度で休み率高し。
8月3~18日 平均的なパターンその1。
8月10~25日 平均的なパターンその2。
夏の長期休暇は減少傾向にありますが、お盆前後は「もしかしたらお休みかも」を想定し、事前に電話確認するのが無難です。
- 開いていても営業時間が変わる店が多い
- 観光スポットは祝日以外は開いているところが多い
【夏のイタリア情報おまけ】
イタリアでは、7月は夏のバーゲンシーズン!夏服現地調達もアリです。夏のイタリアは、暑さはもちろん、ゆるさもテキトーさも増します。時間通りに進まない、予定が狂うなどあるあるです。イライラしないこと!も夏のイタリアの過ごし方であるかもしれません。郷に入っては郷に従え。ゆる~くのんびり夏のイタリアを楽しんでください。
Buon viaggio!
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