実際のところはどうなの?!田舎町初体験の読者がレポート
さすが!頼りになる日本語ガイドの存在。 |
Q.ツアーの参加者は何名ぐらいだったんですか?
A.「ざっと見たところ日本人は私を含めて5名。他はみな外国人で、「日本人が大勢でゾロゾロ歩き回るツアーはちょっと・・・」といった私のような旅行者にはほどよいメンバーでした。やや文化的なツアーだと思われるため、どことなく落ち着いた渋いメンバーが揃っていたように思います(年齢層少々高め・騒がない)。」
Q.同行するメンバーの構成は結構大事ですよね。特に一人旅の場合は。集合から出発までは、どんな雰囲気でした?
A.「7時半ごろ、泊まっているホテルまでミニバスが向かえに来ました。そのまま待ち合わせ場所のローマ・テルミニ駅のそばまで行き、ツアー参加者が全員揃ったところで出発でした。出発してほどなくガイドさんのアナウンスが入り、英語、スペイン語、日本語の順番で、丁寧に一日の行程や各目的地の説明がありました。」
Q.日本語ガイドがあるのは、助かりますよね~。ではでは、ツアーの全貌をお願いします。
A.「一時間ほどバスに揺られて、まず最初に訪れたのはオルヴィエートでした。山の頂上が全部街になっているという不思議な街で、ケーブルカーに乗って街の中央に出ます。ここの見所はイタリアには珍しいロマネク・ゴシック折衷様式の巨大な「ドゥオモ」だそうで、正面の四つの福音書を書いたとされるマタイ、マルコ、ヨハネ、ルカのシンボル像(人、獅子、鷲、牛)などのモザイク装飾が素晴らしかったです。中に入ると、ひんやりとしたいかにもイタリアの神聖な聖堂といった趣で、田舎町だからから観光客も少なく、しみじみと宗教芸術に浸ることができましたよ。聖堂内にある礼拝堂にはルカ・シニョレッリが描いた「最後の審判」の天井画があり、これは、かのミケランジェロがシスティーナ礼拝堂の天井画を描く際に参考にしたとかで、構図がそっくりでした。」
Q.ずいぶん美術に詳しいんですね。
A.「ガイドさんが丁寧に説明してくださったので。次に訪れたアッシジでも、ガイドさんの知識が炸裂して、ぼんやりとガイドブック片手に眺める以上に楽しめましたね。タイのキックボクサーのような外見のガイドさんでしたけど(笑)、その外見とはうらはらに、その薀蓄の深さや説明の分かりやすさ、丁寧さがこのツアーの魅力のひとつだと思いました。」
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