「Mi manchi」(ミ・マンキ) 意味:キミに会えず寂しいよ。

「オールアバウト特選役に立つ(かもしれない)イタリア語講座」第12回目でございます。先回の写真、なんだか話題沸騰しちゃったみたいですが、ふふふ、実は初回の方の写真のうち、男性のようで男性でない方が2人いるんですよ~。相変わらずくだらなささを漂わせつつ、さて、今回も、ここのところ好評の「夢ある愛情表現シリーズ」でお送りいたします。

先回の恋に落ちた二人の間に必ず、か・な・ら・ず、出てくる表現「Mi manchi(ミ・マンキ)」を習ってみましょう。動詞はMancare(マンカーレ)を使います。この動詞の意味は「足りない」とか「不在」とかって意味です。「Manca sale(マンカ・サーレ)」で「塩が足りない」。パスタなんかで「ちょっとこれ、塩味薄いねえ」なんてときに言ったりします。そうすると「La vita giapponese manca dolce!(ラ・ビータ・ジャッポネーゼ・マンカ・ドルチェ!)」「日本の暮らしはドルチェ(甘さ)が足りない!」と、ハッハッハ~なんてツバ飛ばしながら、こてこてのオヤジギャグをかますイタリア人もいたりします。・・つまんな~い。(※名画「la dolce vita」にかけてるんですね。あ、解説はいい?)
この手のオヤジギャグが結構イタリアでは「生きて」いて、若い人も言うから参ります。

さ、さて、本題に戻ります。そうやって、何かが足りないというときに使う、このMancare動詞ですが、11回のPiacere(ピアチェーレ)動詞同様、主語は誰なの?え?誰に言ってるの?と混乱系の動詞。お題の「Mi manchi」も「私は、アナタがいなくて寂しい」とあたかも主語が「私」なのに、動詞の変化は2人称単数、つまりアナタ。変でしょ?これもしつこいくらい意味をこめて訳すと、主語がはっきりわかります。「アナタ(主語)が、私に(直接補語)足りない」。ね。というわけで、「私」が「アナタ」に言うんだけれど、主語はアナタになるわけです。なんだかゴチャゴチャします?まあ、そういうもんですよね、外国語って(ってまとめてスミマセン)。さ、例を見ながら覚えていってくださいませ。

使用例:
Mi manchi.Quando ritorni a Roma?」
(ミ・マンキ.クアンド・リトルニ・ア・ローマ?)
「キミがいなくて寂しいよ。いつローマに戻るって?」
「Anche tu!Non vedo l’ora di rivederti.」
(アンケ・トゥ!ノン・ヴェード・ローラ・ディ・リヴェデルティ!)
「私も寂しいわ。また会える日が待ち遠しい!」
※このお答えも定番。11回のときのお返事の仕方と同様です。日本語訳は「私も!」ですが、「Anch’io!(アンキーオ)」(私も!)は、大きな間違いになります。「アナタも私に足りないわ」と言う意味が隠されていることを忘れずに。

「Ma dai!Torni in Giappone per sempre? Mi mancherai!」
(マ・ダイ!トルニ・イン・ジャッポーネ・ペル・センプレ?ミ・マンケライ!)
「なんだって!日本に帰っちゃうの?寂しくなるよ」
「Anche tu.Non ti dimentichero…」
(アンケ・トゥ.ノン・ティ・ディメンティケロ…)
「私も寂しい。アナタのこと、忘れないわ」
※未来形を使った表現もよーーーーく使われますので、覚えとくと役に立つかも。

今回は、ローマ近郊のドライブエリア、カステッリロマーニのひとつ、ローマ法王の夏のヴィッラがあることで知られる小さな町カステルガンドルフォのエノテカの常連さん3人組です。左からマルコ君、エマヌエレ君、シモーネ君です。「僕たちキミ達がいなくて寂しいよ!」そう、ついでに複数形にもチャレンジしときましょう。主語はキミ達です。「Ci mancate!(チ・マンカーテ!)」