スタンダードなあいづち


「あなたの話をちゃんと聞いていますよ」というサインを送るために活躍する「あいづち」。「ちゃんと耳を傾けていますから」という合図を出しながら、じつは聞き流すためにも使われますね。その豊富なバリエーションのなかから、まずはスタンダードなものをチェックしましょう。

Sì?  スィー?(そうなの?)
No?  ノ?(そうじゃないの?)
Ah, sì?  アッスィー?(ああ、そうなの?)
Ah, no?  アンノ?(ああ、そうじゃないの?)


例えばこんな会話で使われます。

Andando a scuola ho incontrato Luisa.
学校に行く途中、ルイーザに会ったよ。
Ah, sì? Come stava?
ああ、そう? 彼女元気だった?
conversando...

人が集まれば、たいてい話の花が咲きます。このグループの輪では、どんなあいづちが聞かれているでしょうか。



Non lavoro più in banca.
もう銀行で働いてないんだ。
Ah, no? E cosa fai adesso?
ああ、そうなの? で、いま何してるの?

「No?」「Ah, no?」は、否定文を受けて、「ああ、~ではないんですね」という意味で使われます。でも日本語では、肯定文を受けても否定文を受けても「ああ、そうなの?」と言うことが多いので、しかるべき場面でとっさに「Ah, no?」と言うのはけっこうハードルが高いです。否定のnonが入った文に対しては反射的に「Ah, no?」と言えるように、頭のなかで何度もシミュレーションするのもよいかもしれません。


話の続きを促すあいづち


では次に、相手の話の展開に興味がでてきて、「それで、それで?」「それで、何が起きたの?」と続きを促すあいづちを覚えましょう。

E poi? エッポーイ?(それで、そのあとは?)
E allora? エ・アッローラ(それで?)
E cos'è successo? エ・コゼ・スゥッチェッソ(それでどうなったの?)


*e…そして poi…そのあとで allora…それで
cos'è…「cosa 何が」+「è 助動詞」 
successo…「succedere 起きる」の過去分詞

続きが気になるとき、話の展開を知りたいときに使われるこの3つの表現のうち、特に便利なのが「E allora?」です。「e」なしで「Allora?」とだけ言われることもあるこの表現は、ふつうのトーンで言えば、ニュートラルな「それで?」という言い方ですが、つめたいトーンで言えば、「だから何なの?」「それが何?」「それがどうかした?」という、相手を突き放す表現にもなります。

次ページでは、驚いたりあきれたりするときのあいづちをチェックします。