イタリアの日常生活でよく使う簡単イタリア語フレーズ

現地イタリアから、日常的によく使う短いイタリア語のフレーズをご紹介!イタリア人男性たちの定番ジェスチャー付きでお送りします。日常でよくある会話例と合わせて、使い方やタイミングを覚えましょう。

旅行中やイタリア語学習している人はもちろん、旅行中やイタリア人と長距離恋愛中のアナタにも。役に立つ(かもしれない)シリーズです。

<目次> ※過去の連載に加筆修正しまとめた記事です。
 

日常使いのイタリア語 その1 Boh!

まず第一弾は、イタリア人がよ~く使うひと事「Boh!」。発音は「ボッ!」です。意味は「さあ、どうだろうね?」「えっと…」「知らんがな…」などなど、答えに困ったときに使います。

発音に強弱をつければ、込められる意味はさまざま。強めに「ボッ!」と発音すれば「んなことわかるかっ!」ってな感じ。まったりと「ブゥオォ…」と発音すれば「うーん、さあねえ…」となります。

使用例:
ー Che mangiamo stasera?
(ケ・マンジアーモ・スタセーラ?)
   今夜何食べる?
Boh…
(ボ…)
   えっと…=なんでも良いよ…。

Dove vai quest'estate con il tuo ragazzo?
(ドヴェ・ヴァイ・クエステスターテ・コン・イル・トゥオ・ラガッツォ?)
 この夏は彼とどこにバカンス行くの?
Boh!
(ボッ!)
 さあね!=今、喧嘩の真っ最中だからほっといて!

と、こんな風に使います。

とっても便利なフレーズ。ただし、親しい間柄やカジュアルなシーンに限ります。リストランテで「オーダーはお決まりですか?」「ボッ」とは使いませんのでご注意を。

さあ、今回はシチリア出身のアーティスト・ファブリス君と一緒に練習してみましょう。こんな風に肩をすくめると、よりイタリア人っぽい!


 

日常使いのイタリア語 その2 Dai!

さて次は、Dai!(ダイ)。英語のgiveにあたる動詞dareの二人称単数現在形で、「メアド教えて Mi dai il tuo indirizzo di e-mail」のように使いますが、相槌的に使う事もあります。

甘えたように「ダァイ」といえば「ねぇ、おねが~い」だし、「ダイッ!」とキリッと発音すれば「ほらっ!」「さあ!」。英語のCome onと同じでしょうか。

また、「マ・ダーイ」と前に「マ」をつけると「ヤダ、マジ?」「ダイ、スー!」と後ろに「スー」をつけると「ほらっ元気出して!」になるなどバリエーションも豊富。会話の合間に入れると、なんだかイタリア語話してる気分になれる単語ナンバーワンです。

使用例:
Sarebbe meglio non vederci più...
 (サレッベ・メリオ・ノン・ヴェデルチ・ピュウ…)
 僕たち、もう会わない方がいいかも…
Dai...Non dire così.
 (ダァイ…ノン・ディーレ・コズィ)
 お願い、そんなこと言わないで。
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Lo sai? Ci siamo lasciati ieri. 
 (ロ・サイ?チ・シアモ・ラシャーティ・イエリ)
  ねえ知ってる?昨日別れちゃったのよ。
Ma,dai!
 (マ・ダーイ!)
  ヤダ、マジで?
Mi sento giù... 
 (ミ・セント・ジュ…)
 落ち込むわー。
Dai Su! Cerca di stare bene! Dai, andiamo al mare!
(ダイ、スッ!チェルカ・ディ・スターレ・ベーネ! ダイ、アンディアーモ・アル・マーレ!)
 もー!元気出して!さぁ、海にでも行こうよ!

こんな風にやたらと使います。

サッカー観戦などでも「ダイダイダイダイ!」と激しく「ダイ」を繰り返して、「ホラホラ、さぁ行けぇぇぇ!」と応援したりしますよ。ちなみに、女性は優しく甘えた声で「ダァイ…」とお願いすれば、たいていの無理が通ります(ウソです)。

ローマ出身のアルマンド君と一緒に、マジかっ系の「マ・ダイ」を練習してみましょう。ちょっとビックリした感じに眉頭を上げてね。
 

 

日常使いのイタリア語 その3 Vabbè

会話の合間に挟むと、イタリア語会話気分が盛り上げる短い頻出フレーズをもうひとつ。

Vabbè(ヴァッベ)は、イタリア語レッスンの初期の初期、挨拶のCiao!(チャオ!)の次ぐらいに習う「Va bene(ヴァ・ベーネ)」のローマ風発音。意味は、OK!です。

ちなみに「Va bene」は、「行く」の意味がある動詞andareの3人称単数形vaに「良い」の意味のbeneをつけて「物事がうまく進行する」を表します。ポジティブ・シンキングのイタリアでは、そりゃもう会話の中にいくらでも出てくるひと言。

各地に方言が残るイタリアでは、「Va bene」の発音も各地で微妙に異なります。

ローマでは、適当、いや軽やかにヴァッべ。ナポリあたりではまろやかにヴァッボ。さらに南下してシチリア島パレルモではゆる~くヴォァ・ヴェーネェ。ちょっと口を開き気味に発音します。なんでしょうかね、暑いから口元も緩むのでしょうか?ミラノあたりでは、鼻にかかったようにヴァ・ビィエーネ(と聞こえる)ときつく発音します。

軽やかなヴァッベは短く、かつ初心者でも正確に発音しやすいのでオススメ(?)。「オッケ」ってな雰囲気です。

使用例:
Mi chiami più tardi?
 (ミ・キアーミ・ピュ・タルディ?)
 後で電話して?
Vabbè. 
  (ヴァッべ)
 オッケー。


Mi dispiace. Ho sbagliato!
 (ミ・ディピアーチェ!オ・ズバリアート!)
 ゴッメーン。間違えちゃった!
Vabbè, vabbè. Non ti preoccupare!
 (ヴァッベ・ヴァッベ。ノン・ティ・プレオクパーレ!)
   だいじょぶ、だいじょぶ。気にしないで!


シエナ出身建築家のジャンカルロ君と一緒に練習してみましょう。「大丈夫よ~」と大らかな雰囲気でね。
 

 

日常使いのイタリア語 その4 Oh Dio!

うっかり忘れものをしたとき、どうしよう~(汗)と困ったときには、オ・ディーオ!。Dioは、「神様」の意味なので「ああ、神さま!」ということですね。

もっと困った時はオー・ミオ・ディオー!(ああ、私の神さま)になります。英語で言うところの「Oh my god!(オーマイガー!)」かと思いきや、これに匹敵するイタリア語はかの有名なあれ。「Mamma Mia!(マンマ・ミーア!)」です。最大級に困った時は、やはりマンマが一番頼りになるのがイタリアです。

使用例:
Oh Dio! Ho dimenticato di comprare l'aglio! 
 (オ・ディオ!オ・ディメンティカート・ア・コンプラーレ・ラリオ)
 ヤバい!にんにく買い忘れた!

Oh, Dio!! Mi hanno rubato il portafoglio!
 (オ・ディオ!ミ・アンノ・ルバート・イル・ポルタフォリオ!)
 ヤダ!お財布盗まれちゃったわ!
Ma dai! Hai guardato bene nella borsa?
  (マ・ダーイ!アイ・グアルダート・ベーネ・ネッラ・ボルサ?)
 ウソ!カバンの中よく見た?

イタリアの有名雑誌「L'espresso」や「Dove」などで活躍する売れっ子カメラマン、ローマ人のグイド君と一緒に頭を抱えてみましょう。
 

 

日常使いのイタリア語 その5 Che vuoi?!

直訳すれば「何が欲しいの」ですが、トーンをややハードに変えると「何がしたいわけっ?!」や「どうしたいっつーんだ!」などイラっとした気持ちを表現する場合にも使えます。

もっと表現(怒り)を強めたいときは、カッツォを挟んで「ケッ・カッツォ・ヴォイ?!」と使うこともあります。カッツォは、男性のあれ…。コンプライアンス的にだいぶ問題ありですが日常的によく聞くフレーズをご紹介する中で、避けて通れないのがパロラッチャ。パロラッチャとは、いわゆるファックユー的なお下品な言葉・フレーズのことで、一般的にはあまり使いません!

「ケ・ヴォイ」のほかに、「Che dici(ケ・ディーチ)何が言ってるの?」「Che fai(ケ・ファイ)何してるの?」も同じ使い方です。

使用例:
Sei belissima! Dove vai? 
 セイ・ベリッシマ!ドヴェ・ヴァーイ?
 キミ、キレイだねー。どこ行くの?
ー …(ナンパには基本は無視)
Dai! Come ti chiami?
 ダイィ!コメ・ティ・キアーミ?)
 ねぇ、聞こえてる?名前はなんていうの?
Ma che (cazzo) vuoi!?
 マ・ケ・(カッツォ)ブォイ?!
 何なのよ!しつっこいわねー!

ローマのアントニオさんとカンポ・デ・フィオーリの裏通りで一緒に練習してみましょう。こんな風に手を軽く握り、上下にぶんぶん振りながら「ケッ・カッ××・ヴオイ!!!」と吐き捨てるように言うのがコツ(?)です。※ぜひ現地で使わないように。相手にムカつかれます。
 


【関連サイト】
続きはこちら:
役に立つ(かもしれない?!)イタリア語講座2

挨拶やホテルやリストランテで使うなら:
旅行がさらに楽しく!イタリア語会話講座



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