天然栄養素
天然栄養素は動植物から抽出された栄養素 |
メリット
・一緒に含まれる成分同士の相乗効果が期待できる
・人間の体に馴染みやすい形の栄養成分である
・まだ解明されていない栄養素も含まれていたりする
デメリット
・高価である
・植物由来の毒素が含まれる場合もある
・栽培方法によっては農薬混入の恐れがある
・高濃度にすることが難しい
・色が付いていて、味にクセがある
天然成分のサプリメントは、野菜などの栄養素がバランスよく入っていて、それらが相乗効果をもたらしてくれるのが特徴です。例えば、水溶性ビタミンとして知られているビタミンCを単体で摂った場合、必要な量以外は数時間で体から流れ出てしまいます。しかし、バイオフラボノイドなど植物由来の成分を一緒に摂った場合、吸収率が上がったり、排泄されるのを遅らせてくれるのです。つまり、少ない量の栄養素でも効果が表れやすいのです。
しかし、天然が不利な点もあります。味にクセがあったり色が付いている為、合成栄養素のように飲みやすく加工することが難しいのです。どうしても合成栄養素に比べて大きなカプセルや粒数が多くなってしまいます。
それともう一点、高価なこと。無農薬栽培の野菜を毎日購入して食べることを想像してください。それなりの金額が必要ですよね。ですから、このような規格で作られたマルチビタミン・マルチミネラルは1ヶ月分が5千円を下回ることはありません。安価な「天然成分」サプリメントを見かけた場合は、100%天然成分ではなく、合成成分もしくは天然成分と合成成分の混合型だと思ってください。
現在日本で店頭に並んでいるビタミン・ミネラル系のサプリメントは、合成100%か合成と天然成分の混合型がほとんどです。天然と合成を上手に選んで、自分の体と財布にフィットした長く続けられるサプリメントを見つけましょう。
今後、天然型サプリメントと合成サプリメントの見分け方や、質の見極め方はなども解説予定です。お楽しみに。