市内の発券カウンターが不要になる
航空会社にとって、eチケット拡大のメリットとしては、航空券発券の手間が省かれることです。これまでは予約して、代金の支払いが済んだ航空券を紙のチケットで発券をしてお客様にお渡ししたり、時には郵送しなければなりませんでしたが、eチケットの導入で、お客様自身で予約、購入、eチケットお客様控えまでがウェブサイト上で行えることから、業務の効率化が図られました。特にeチケット初期の段階から積極的にeチケット化を進めてきたアメリカ系の航空会社では既に90%以上の航空券がeチケットでの発券となっており、これまでは東京に市内の発券カウンターがあった航空会社が、ほとんどの航空券が航空会社のウェブサイトもしくは電話予約センターで対応できることから、ノースウエスト航空、ユナイテッド航空などは市内カウンターを廃止する傾向にあります。特に都心の一等地にこれらのカウンターが存在した為、かなりコスト削減になったものと考えられます。
格安航空会社の発展に欠かせないeチケット
全席で衛星放送が楽しめる、アメリカ国内線のローコストキャリア(LCC)「ジェットブルー」 |
これらの航空会社は旅行会社に頼らずに、自社のインターネットサイトを中心に航空券を購入するシステムを確立。予約した航空券をeチケットにすることで販売コストを大きく削減することで、破格の運賃を実現して、人気を集めていますが、eチケットがなければ、これほどの発展はなかったといって間違いないでしょう。
オンライン専門の格安航空券購入サイトが増える
また格安航空会社だけでなく、日本でも大手航空会社の格安航空券を販売する旅行会社で、eチケットの利便性を上手に活用したマーケティング手法を用いた、オンライン専門の旅行会社が着実に取扱量を伸ばしております。以前の記事『瞬時に空席がわかる!海外航空券予約サイト』でも取り上げた「フリーバード」をはじめとしたリアルタイムオンライン予約サイトでは、CRSと呼ばれる航空会社に接続されているシステムと旅行会社のサーバーを連携させることで、空席状況のリアルタイム化を実現して、いつでもどこでもリアルタイムの空席状況からの予約を可能とし、クレジットカードでのオンライン決済を済ませ、利用者自身で「eチケットお客様控え」をプリントアウトできる仕組みを構築しました。いつでもどこでも格安航空券を買える手軽さがうけています。
ガイドがeチケットの恩恵を特に感じるのは、
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