航空券/マイレージ

航空券を値段だけで判断していませんか? マイル単価を計算して究極の格安(2ページ目)

「マイル単価」という言葉をご存知でしょうか。1マイルあたりにいくらの価値があるのかという考え方をあらわす言葉です。そのマイル単価にしたがって路線ごとの「オトク度」を計算してみました。

執筆者:星野 幸詩

12万円でアメリカに4回、アジアへビジネスクラスで3回行ける?

マイレージは「MileMarker」などで簡単に計算できます。さて各路線のマイル単価はいくらになったでしょうか?

  • ソウル 11.43円(往復1566マイル)
  • 香港 7.74円(往復3684マイル) 
  • シンガポール 5.04円(往復6648マイル)
  • バリ島 5.49円(往復7434マイル)
  • デリー 7.48円(往復8154マイル)
  • シドニー 4.95円(往復9692マイル)
  • ロンドン 4.00円(往復11948マイル)
  • ホノルル 4.98円(往復7638マイル)
  • ロサンゼルス 2.92円(往復10902マイル)
  • ニューヨーク 2.39円(往復13490マイル)
  • サンパウロ 4.47円(往復22984マイル)
  • ヨハネスブルク 7.1円(往復17284マイル)

    やはりアメリカに行くのがトク?

    ここから読み取れるのは概して長距離路線のほうがマイル単価が低い=つまりオトクということになります。ですが南米、アフリカは航空券が相対的に高いため、逆に少し効率が悪くなっています。とくにアメリカ行きは突出して「オトク」です。こうやってみると「5.5万でNY2回とバリ1回行ける?」でなぜニューヨーク行きをとりあげたのか理解していただけると思います。

    とはいっても旅行は自分の行きたいところに行かなければ意味がありません。ただ、どこに行こうか迷ったときにこうやってマイルあたりの単価を計算しておけば選択の基準になるかもしれませんね。

    ちなみに目的地までのマイルは国内主要都市から海外主要都市までの直行便なら比較.comなどでわかりますし、経由便やそれ以外の都市へも「イーツアー 都市・空港間マイレージ計算」「MileMarker」などで簡単に調べることができます。

    航空会社や諸費用に注意

    マイル単価を調べる場合にいちばん気をつけなくてはならないのは航空会社。たとえばコリアンエアーはノースウエスト航空のワールドパークスと提携していますが欧州行きやオセアニア行き、アメリカ行きの格安航空券ではマイルが加算されません。

    またアエロフロートは安いことで有名ですが自社のマイレージプログラムに加算しても使い勝手、利用価値があまり高くないので、それなら少し高くてもスカンジナビア航空でマイルをユナイテッド航空などに加算したほうが結局はトクというケースが出てきます。

    最後にもうひとつ。航空券には航空券の実費のほかに、空港使用料、出入国税などがかかってきます。それらとトータルで計算するとまた微妙に違った数値が出てくるはずですので注意が必要です。



    【関連リンク】
    エアチケット [All About] 1マイルっていくらなの?
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    ※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
    ※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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