オレンジ色の部分、白い部分、どちらもかなり美味! |
ふじつぼの食べ方
中央部の二枚の三角部分を引っ張り出します |
料理屋では食べやすいように、ふじつぼの先端部を削って、火山で例えると火口部分を広くしてくれるので、簡単に出ます。ただし、火口の直径と二枚貝のような部分の直径がほとんど同じなので、爪楊枝で引っ張りだすのは困難です。例えば、ピンセットを使うのが簡単です。もちろん、フォークや金串でもOKです。
ふじつぼの味は?
濃厚な味わいですが、後味も良いです |
非常に濃厚でありながら、後味はすっきりしています。
白い部分は「かに」「貝」「えび」を足して3で割って、少しかにの味が強い印象です。
グロテスクとか食べる部分が少ないとか、色々なご意見はあるかと思いますが、純粋にこれはうまいです。コハク酸を中心にうまみ成分が非常に豊富だと思います。
残念ながら、一般的な食材ではないので、正確な栄養素の数値はわかりませんが、きっと素晴らしいと思います。
これは酒肴以外の何者でもないです。ご飯のおかずには絶対に向かないです。
指の大きさから、ふじつぼの大きさがわかります |
これがまた程よい塩気で美味です。
やっぱり、あわせるのは日本酒が良いかな?
ふじつぼは、チリでも人気があります。現地では「ピコロコ」と呼ばれています。
こちらは巨大で、大きいものは殻の高さが15センチもあるようですから、日本のふじつぼの3倍サイズです。3×3×3=27。食べる部分のボリュームは30倍近い計算です。そんなに巨大なふじつぼを食べたら、恐ろしいことになりそうです。
最近では地元青森でも珍しくなったふじつぼ。今回は築地市場のこだわり仲卸の藤田水産さんから取り寄せました。
珍味中の珍味 ふじつぼは有名な料亭などで、常連客の胃袋に消えていくようです。
【お取り寄せ情報】
築地の藤田水産 ※早朝は忙しいので、電話は10時以降に
電話:03-3248-1351
【前回、ご紹介した産直品】
・清流の美味 高津川の鮎を愚直に堪能する
【7月の産直品といえば、コレ!】
・生命力旺盛な鱧の卵を食す 鱧の卵の煮付け
・夏の毛蟹がうまい! 虎杖浜の毛蟹
・北海道野付湾名産 北海しまえび