いざ、シッタカを食す
爪楊枝を刺して、貝殻を回す。これが全てを完璧に取り出すコツ!
りんごの皮むきを思い出してください。りんごを回すと回転軸がぶれないので、きれいにむけます。逆にナイフや包丁を動かすと、きれいにむけません。いわゆる『芯ずれ』するからです。
シッタカも同じです、爪楊枝を動かして出そうとすると切れやすいです。爪楊枝を刺したら、中身が外れる方向に貝殻を回します。そうすれば、100%ではありませんが、グルグル巻いた部分が出てきます。
美味しいのは内臓 正確には卵と白子
食べているとわかりますが、先のグルグル部分は緑と白があります。
他の貝類 例えば、サザエでもアワビでもそうですが、緑がメスの卵、白がオスの白子です。
白いグルグルは男性に、緑のグルグルは女性に一押し!
太古の昔から、弱った臓器を強くするには、他の動物の同じ臓器を食すことが有益と考えられています。多くの動物の臓器は、その果たす役割が近いことから、似通った成分でできています。だからこそ、強くしたい臓器に必要な栄養素を得るには、他の動物の同じ臓器を食すことに効能があると信じられています。
シッタカの餌は海草 その点でもかなり日本人にはグッときます。
一個一個、小さなシッタカを回す行為
コツを会得したら、彼女の分も出してあげると喜ばれると思います。
グルグルの無いシッタカなんて、魅力は五分の一以下です。
個人的な見解ですが、シッタカの魅力は「グルグル」です。緑と白の部位には、きっとたっぷりの必須ミネラルが入っていると思います。
私がシッタカを好きなのは、グルグル比率(全体に占める卵または白子の割合)が非常に高いからです。
近い種類のさざえも、ビタミンやミネラル、タウリンなどが豊富ですが、味の個性が強すぎて、とても食べ続けることはできません。
その点、シタッカは違います。相方にビールや焼酎を用意し、
シッタカをクルクル回して、中身取り出し、ばっくっと食いつき、ぐびっと飲む!
このサイクルが止められなくなります。
先のグルグル部分まで、一気に食べますので、シッタカ全ての魅力を堪能し続けることができます。
料理屋でも時々見かけますが、値段が高いので、自宅に取り寄せて食べる方が、シッタカを堪能できること間違いないです。
たっぷりと茹でて、食べきれない分は冷蔵庫で3日は十分に堪能できます。
夏場のミネラル補給にも良いかもしれません。
【お取り寄せ情報】
鮮魚のまるい商店
電話:0470-27-2690
※シッタカはいつもあるとは限りませんので、電話で確認してください。
【前回、ご紹介した産直品】
・美食家ルイ14世も愛した ホワイトアスパラ
【6月の産直品といえば、コレ!】
・夏が旬の鱧(ハモ) 絶品! 鱧のしゃぶしゃぶ
・国産! 10kg以上の幻のサケを豪快に食す 鮭の王様 国産のキングサーモン
・高級料亭や寿司屋行きの超高級素材を取り寄せる 幻の超大物マダカアワビを食す
・黒毛和種に勝るとも劣らない褐毛和種 土佐の山中に育つ褐毛の極上和牛