先ずは臭覚
切る前に匂いを嗅いだ感想をご報告します。どの種類のマンゴーも、香りはどこか熟女の濃厚テーストを思い出させますが、このキーツマンゴーは独特な熟女的匂いです。香りではなく 『匂い』 という単語が適当だと思います。逆を言えば、この熟女の匂いが漂うまでは、常温で気長に待つ必要があります。
切り方
真ん中の種を外して切り分ける |
マンゴーを切る作業は独特の緊張感があります。真ん中の種を外して、ギリギリまで包丁を入れる時の真剣な感覚は、何度、マンゴーを切っても同じです。
皮の色は変わっていますが、中身の果肉はオレンジ色です。
皮を切らないように格子に包丁を入れます |
このくらいまで追熟させると、かなり皮が薄くなっています。格子状に包丁を入れる際には、皮を切らないように十分な注意が必要です。
皮を押してひっくり返します |
この瞬間、キーツマンゴーの繊維が少なさを実感します。果肉が皮の接点から折れ、ぽろっと転がるほどです。非常に肉質が柔らかで、とける感じが特徴です。
口に入れ、舌触りと味覚で堪能
繊維が少ない極上の果肉が素晴らしい |
甘みはかなり強いです。糖度計がないので、わかりませんが、かなり甘いメロンよりも甘いくらいです。そして酸味もそこそこあります。
舌の上でとろける感覚は絶妙で、繊維の弱さが、余計に滑らかさを感じさせるようです。全体としてはマンゴー好きにはたまらない味です。かなり濃厚なテーストですが、これも、慎重な追熟の見極めなしでは味わえないと思います。
個人的な意見としては、焦って早く切って失敗するより、熟しすぎて、とろとろ感が強すぎるくらいが良いと思います。
もちろん、食べる2時間前くらいに冷蔵庫に入れ、冷やすのもお忘れなく。なお、冷やしすぎは味を鈍らせます。
もちろん、熟す前に冷蔵庫に入れるのは厳禁です。追熟を止めてしまいます。
取り寄せ情報
築地青果市場の直送便 担当:青山電話03-5328-1471
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