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年間30頭しか販売されない最高級黒毛和牛とは? まぼろしの大田原牛を食す

松坂や神戸、近江などの銘柄牛と同じ血統の黒毛和牛として有名なとちぎ和牛の中でも、年間30頭ほどだけ特に厳選し、独自の肥育法で育てられた大田原牛。体温で溶ける上質の脂。その旨さを堪能します。

執筆者:萩原 章史


■究極の牛肉
とちぎ和牛は松坂や神戸、近江などの銘柄牛と同じ血統の黒毛和牛として有名です。子牛の生産地としても有名で松坂・神戸・近江へ多くの子牛が送られています。そのとちぎ和牛の中でも、年間30頭ほどだけ特に厳選し、独自の肥育法で育てられたのが大田原牛です。何度かテレビでも『究極の牛肉』として紹介されているので、ご存知の方も多いと思います。

今回は大田原牛の登録商標をお持ちの大黒屋総本家から、吟選すね肉と高級吟選すきしゃぶ肉を取寄せました。おまかせステーキの最高級品にも触手が動きましたが、180~200gで20,000円なので、ついに注文クリックができませんでした。
すね肉は赤身のうまさをチェックする為、すきしゃぶ肉は霜降りのうまさをチェックする為に取寄せたのですが、実際に届いた肉をみて驚きました。



何と吟選すね肉ですら霜降り。そして、時間をたっぷり費やして熟成させた肉は変色し、あやしげな芳香を漂わせていたのです。おまけで付いている脂を指で摘むと、見る見るうちに溶け出し、指で脂が切れるのです。これは非常に融点が低く、上質な脂の証拠です。

■まずは、網焼き



これだけのすね肉をただ煮込むのでは芸がないので、すね肉をスライスして網焼きしてみることにしました。写真を見てもわかるように、黙っていれば、見た目はカルビです。塩コショウだけで、すね肉を炭火で炙ると、芳しい香が漂いながら、あっという間に火がとおります。
口に入れると、これがすね肉とだれがわかるでしょうか? 脂の風味が口中に広がり、スジ部分もそれほど固くなく、ほどよい食感を生み出します。つまり、すね肉なのに焼いて食べられるのです。こんな体験 いままでしたことが無いです。驚きのすね肉!

さて次は、すね肉の煮込みです>>
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